高齢の家族を抱えていると
こうした連休のようなタイミングで
体調を崩したりすることもあって・・。
休日外来を訪れることも
日常的になってきます。
久しぶりによく晴れ上がった
季節特有の気圧の変化が著しく
連日、午後になると吹き荒れていた暴風も
おさまった穏やかな一日でした。
松本市内の病院へ出向いた帰り際
”新聞で見た牡丹のお寺へ寄りたい”
と言い出します。
牡丹のお寺とは
松本市内は浅間温泉界隈を抜けた
山腹にある「玄向寺」さんです。
この時季は、県内でも有数の
庭中に咲き誇る
様々な種類の牡丹で賑わう
素晴らしいお庭を所有なさる
お寺さんのようです。
具合が良くないのに寄り道か?
とは思ったものの
本人が行きたいと言うのですから
それじゃあと立ち寄ってみます。
松本市内でも山の麓にある
まさに大きくて立派な山寺でした。
5月の青く澄んだ空に
新緑と共に映えます。
だいたい、そういう日に限って
散策を始めて間もなく
当ルームあるある、ではありますが
急患ならぬ急なご依頼が
電話で入ってきたりして
戻って対応することになったりするのですが
そう長居はできないものの
充分堪能させていただく
貴重な時間とはなりました。
清潔な境内と丁寧に手入れされ
何よりも大切に育てられた
様々な色の牡丹を眺め
心まで洗われるような気持ちに
なることができました。
恐らく、例年でしたら5月に入って
ようやく何分咲きかに咲き始め
GW辺りはちらほら開花を楽しめ
散策できるような具合なのだと思います。
やはり、今年は
少しばかり花々の開花が早く
GWが始まって間もない
上旬だというのに
既に満開のピークは過ぎ始め
ギリギリ
開花の遅い花たちを愛でられる
このGW中が
今年最後の見頃なのではないかと
感じました。
行き交う方々も
感嘆の声を上げながら
それぞれの楽しみ方で
美しい牡丹を愛でていらしゃいました。
病人だったはずの父も
境内を自分の足で回り
牡丹を愛でています。
ひどく痛んだ胃の調子も
落ち着いたのか
ベンチに腰掛けては庭園を眺め
堪能しておりました。
病院に出向くと検査や薬。
もちろん、それも
大切な処置だったりも
するのですが
こうした季節の旬が生み出す
自然の力を借りて
自らを癒やすことも
それ以上に大切なのかもしれません。
寄りたい場所に寄って
清んだエネルギーをいただき
元気を取り戻した様子に安心し
また自分自身も
思いがけずに素晴らしいお寺を
見学させていただくことができ
何よりの時間となりました。
県外からの観光客が目白押しの
長野県内の観光スポットはどこも
混み合って賑わうGWではありますが
たまには地元の
知る人ぞ知る的な素敵な場所を
訪れてみるのも
よいのかもしれませんね。
『浄土宗 女鳥羽山 道樹院 玄向寺』
〒390-0304 長野県松本市大村681
tel:0263-46-1393
投稿者プロフィール
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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