赤いアルストロメリア

 

冷静な口調でいるから
怒っていないというわけではなく

表面が落ち着いていようが
出てくる言葉や内容が
他責をしている限り

燃えているのは
心ではなく
頭だったりします。

 

心の力、つまり
下腹の丹田が弱いと
頭にばかり気があがり

身体の中をうまく循環しない
気血は滞り
カッカ、カッカとして

どのような見せ方をしても
怒りをそのまま
相手にぶつけていることには
変わらないことになります。

 

『鬼滅の刃』でおなじみ
煉獄さんの決め言葉
「心を燃やせ!」
まさに的を射た言葉で

心を燃やすということは
前のめりになって
血気盛んになるということとは
まったく別物です。

 

下半身の丹田に重心がおり
しっかりグラウンディングが
できている状態を意味し

起きたあらゆる出来事を
他責ではなく
自分事として
眺める力を必要とする

大変、心の鍛錬がいること
だったりします。

 

心を燃やしているときは
誰かや何かを
責めたり、咎めたい気持ちには
決してなりません。

 

相手の状況を鑑みずに
自分の心を落ち着けたい一心
つまり、自分の心の不安を
相手にぶつけることで
解消しようとは思わないからです。

 

表面上は冷静に話せていようが
その不安や怖れは
姿を怒りに変えて漏れ伝わり

相手にとっては
ただただ不快な感情や嫌悪しか
呼び起こさない。

 

何かの出来事を通して
自分事として
眺める力を養うには
鍛錬が必要になってきます。

 

毎日毎日、繰り返し
できるようになるまで
私たちの人生にはその都度
よき教材となるような
事例が生じてきます。

 

実は ”大変ありがたいこと”
でもあって
ピンチはチャンス。

 

その都度、鍛錬を繰り返し
自分自身を成長させていくしか
ないのかもしれません。

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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