立春を迎え
改めてここ1ヶ月を振り返ると
日の長さをはじめ
目にする植物の種類や
その芽吹きや開花など
寒冷地でありながらも
その凍てついた大地の中や
凍り付いた植物の内部に
確実に春が訪れていることを
感じています。
毎年のことですが
今日は暖かいなと思うと
翌日には再び
寒さの谷底に突き落とされたような
冷え込みを経験し
”身体は収縮と弛緩を
繰り返している!”
そんな気持ちにすらなってきます。
一足飛びに春に向かわないところが
もどかしい反面
春を迎える自然の摂理
大切な過程でもあるような
気もしています。
春が訪れるまでの過程は
どこか、私たちの心にも似ていて
好いことがあって
ウハウハしたと思えば
気落ちするようなことが生じたり
あるいは、辛さや
不具合を感じていた状態が
ずいぶんと回復し
善くなってきたかと思えば
再び突き落とされるような
苦しみがどこからともなく舞い戻り
低迷するような気分になって
もどかしさだけが募る。
まさに、行きつ戻りつ。
時に、焦って苛立ちを覚えたり
歯がゆくて
二度と明るい光の世界は
来ないんじゃないかと
疑ってみたり・・。
自然界と人は、似ています。
季節が移ろう姿は
そのまま陰陽を心に抱き
それらの拮抗を感じながら生きる
人の日々のバイオリズム
そのもののように感じることも。
一足飛びに春に向かわない
もどかしささえ覚える
三寒四温
まさに、行きつ戻りつ。
本来は、それこそが
自然のリズムに適った
本当の雪解けなのかもしれないなと
日々、多くの皆さんと
接しながら
確信めいた何かをも感じさせて
いただいています。
春、遠からず。
今日も、このかけがえのない
冬の一日を
大切に過ごされますように。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ