身体に不具合が多いと感じるとき。
例えば、腰痛がひどいとか
肩こりや首のこりがひどいとか
背中が痛いとか
手足がしびれるとか
もちろん、個々に痛めた原因や
未病が隠れていることもあったり
そうした症状が出るような
身体の使い方を
日常生活で無意識にでも
してしまっていることも
あるかと思います。
深刻なケースは
四の五の言わずに
これは専門家である医師に一度
診断を仰いでいただくことが
大切になってくるのですが
そうでない「なんとなく」の場合には
そうした不具合の多くは
身体の冷えからきている
症状であることが多いようです。
私は、都内は銀座にある
漢方の診療所に
長くお世話になっています。
元々は大学で医学(西洋医学)を学び
内科医をなさっていらした先生が
それぞれ異なる個々の体質に
オーダーメイドで治療を施すには
中医学の力が必要だと痛感され
医局を離れ中医学を学び直し
開かれた漢方の診療所です。
出かけた当初、私は
花粉症を放っておきすぎて
子供の頃以来
再発&悪化させてしまった
蓄膿に悩み
集中力が続かないことを理由に
訪ねたことがきっかけでした。
ついでに、元々は持っていなかった
季節性の喘息まで
花粉症から転じて発症させており
身体のポンコツぶりは
甚だしいものでした。
悩みの種の蓄膿を治すには
まず、身体を温めることが必要と
診断されたので
しばらくはそこに特化した
漢方薬でなく
身体を温める漢方が
処方され続けたことを覚えています。
身体が冷えたままの状態では
部位に表われた諸症状を
根本から治療するのは難しい。
そうした考えによるものらしいです。
通い始めてまもなく
家族の都合で
長野へ移住することになり
「この身体で
長野のような寒冷地に移り住むなんて」
と先生には反対されましたが
事態はそうも言っておられず
あえなく移住となり
月一のペースで都内まで
診察に通うことになったのでした。
身体の冷えをとることを
寒冷地にいながら行うとあって
尚更、多くの時間を要し
根本の体質改善に
ものすごく手間がかかったことを
よく覚えています。
先日、お世話になる鍼灸師さんに
水分代謝が冬になると滞りがちなことを
お伝えした際にも
同じような回答が返ってきました。
身体、特に腎臓が冷えて
水分代謝が鈍り
浮腫みがちになることを告げられます。
冷えは万病の元とは
よく言ったもので
放っておくとゆくゆくは
身体のあちらこちらで不具合の元となり
重い症状へと変わっていきます。
あれ、なんだか調子が悪いな。
そう、お感じになられた時は
お身体が冷えていないかどうかを
日常生活を振り返って
観察してみることも大切かもしれません。
実際に、寒気にさらして
冷やしていることはもちろん
摂取する嗜好品(私の場合はコーヒー)や
食べ物をもう一度
見直してみるのも大切になるかと思います。
足首をはじめとする
足下を冷やすことが
身体全体の冷えに繋がっていくとあって
どうぞお足元は冬期に限らず
普段からしっかり温めて
背中や首回り
腰(腎臓の位置)
お腹(女性は子宮)
といった肝となる部位こそ
冷やさないよう心がけ
身体全体を内と外から燃やしながら
あと1ヶ月半余りの
冬の厳しい冷え込みを
一緒に乗り切ってまいりましょう!
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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