北アルプス 白馬岳

 

昨日からの問い、やさしさって。。。

続きます。

 

私個人を振り返ると
皆さんと同じように
様々な「やさしさ」に触れて
おかげさまで
現在に至るまでの自分を築けています。

 

本当にありがたいと
涙したくなるような「やさしさ」に
触れることもあれば

まさにそのタイミングでは
むしろ怒りや
苛立ちを覚えたことが

後々になって
生じた出来事や相手の言動から

何よりも尊い教えや導きを
いただいていたのだと気づき

自分自身のさらなる進化や
成長につながったことも
たくさんあります。

 

むしろ、振り返ると
あくまでも私に限ったことですが

後者の類の
やさしさ(と自らが感じられること)が

後々になるまで
より深く、芯の部分まで身に沁み入り
多くの感謝を
覚えていることに気づきます。

 

そうした人やその言動
あるいは出来事に出会った際に

自分の在り方そのものを
それこそ真摯に振り返り
自らどうしていったらよいのかを
考え尽くす中
もがきながら一つ一つ選択し

生きる道程で
試行錯誤しては学んできた結果

現在の自分に行き着いているところが
大きいように感じています。

 

まだまだ進化の過程であり
成熟や完成には程遠い
旅の最中だと思いますが・・。

 

つまるところ、やさしさとは

相手(与える側)が
その意図をもって発するものでなく

自分自身が
どう感じ、捉えるのかに
よるものなのかもしれません。

 

どのような体験も
見方や捉え方はもちろん
その時々の
自分の心の成熟度によって
どのようにでも解釈できる。

私は、そんな風に考えています。

 

相手を軸に考えた視点でなく
他者や環境をすべて、一旦
枠の外に置いた
「自分事」として捉えた時

初めて周りの他者や環境が
すべて名脇役や舞台背景となって

一人の人生物語の主人公である
「私」の舞台において

様々な賑やかな展開を描く

その物語の展開を通して

自分は何を感じているのか
何を考えているのか

そこから何を学ぶのか

それを糧にどうなりたいのか
どこへ向かいたいのかなどを

気づかさせてくれている。

いわば、進化や成長の
種になりうるものに
気づく機会を与えられている

といった具合でしょうか。

 

気づいたものを芽を出すよう
育てるかどうかは
これまた自分次第となります。

 

一つ一つ起こる出来事や
物語の章ごとの舞台に
登場する人物たちが

その都度、また
その時々の心の成熟度に応じた
場面を作ってくれながら

何か大切なことへの気づきを
促すかのように
それぞれの役割を
懸命に演じてくれているかのよう。

 

やさしさを覚えるのが
今すぐであっても

ずっとずっと先であったとしても

出逢う人々やそこから生じた
出来事を通して

今日も私たちは
心の振り子を揺らして
行きつ戻りつしながら

自らを懸命に成長させようと
しているのかもしれません。

 

そう考えたのなら
めぐり合うすべてのこと(人)に
感謝しか思い浮かばない。

そんなことに
この先、ずっとずっと後になって
気づくことを繰り返しながら

私たちは今日も
様々な感情を味わい尽くし

今、この瞬間を懸命に
生きているのだと思うのです。

 

北アルプス 白馬岳

◎写真は運転中に思わず見惚れ、車を停めて撮影した白馬岳を含む北アルプスの風景。山を見たことのない友人たちはこうした冬の北アルプスを写真で眺め「氷河期のよう」と口々に言います。そうかもしれないね。まさにそうかも!

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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