馬と対面したら相手が眠ってしまった!
先日訪ねた松本市内の柳沢林業さん。
同社が管理なさっている山腹の牧場で
ヤマト君という馬を紹介されました。
気温がぐんぐんあがる6月下旬の
蒸し暑い昼下がりでした。
社長と話をしながら
山道をしばらく登っていくと
いましたっ、いましたわよ
茶色のお馬さん!
山の中とあってブヨをはじめとする
虫が多いため馬も大変です。
虫刺されや虫に触れられ
痒いのをなんとかしようと
地面の土に痒い所をこすりつけては
ゴシゴシとかくのだそうです。
道理で全身、土まみれ!
お天気がよい午後とあって
馬も眠くなっていたことも
あるのでしょうか。
「触ってみてください」と言われ
お顔を鼻筋や口元など
あちこち触っているうちに
立ったまま、すう~っと
寝てしまいました。(笑)
一緒にいらした社長さんに
(後日改めて紹介予定)
「安心しているんでしょうね」と
言われました。
そして、ミラーニューロンの話に。
馬は草食動物の中でも
特に繊細かつ敏感な生き物と
言われています。
その繊細な体質ゆえに
人間のわずかな感情の機微や
人が放っている ”気” の変化を
敏感に感じ取り同調する
特性を持っているのだとか。
なるほど、私は眠いのか???
私から感じ取った ”気” で
眠ってしまったのなら
それは結構、結構。
その瞬間に感じ取れた "気" は
穏やかだったんですね。
寝てしまったヤマト君(馬の名前)を背に
さらに上にある同社敷地を
案内していただくために
引き続き山道を歩きます。
一番上の敷地をご案内いただき
夢中になり話をしながら
山を下り始めると
先ほど寝ていたはずのヤマト君が
いつのまにか私たちに続き
すぐ下の山腹の草地にて
草を食んでいるではないですか。
緑が美しい山の草地で眺めた光景に
目を細めて「美しい絵だなぁ」と
惚れ惚れとしながらヤマト君を置いて
山道を下りしばらくすると・・。
待って、待ってと言わんばかりに
追いかけてくるではないですか。
走って追いかけてくる姿に
「珍しいなぁ」と社長が
目を細めていらっしゃいます。
自分の小屋がある敷地まで
走って戻った牡馬は
手を振り車を停めた場所へ戻る私を
こちらに目を向け
見送ってくれています。
馬を飼ったり
乗馬をなさる方々にとっては
周知の事実なのかもしれませんが
人の心と毎日向き合う
私のような職種を含め
機会がありましたら
馬と触れ合い
自分の心の状態を
ミラーリングしてみるのも
よいかもしれませんね。
馬の前でごまかしは
効かないそうですから
その時の心の状態やご自身の人柄が
そのまま馬の反応を通して
感じられることと思います。
馬は私の無意識を含め
内面を知っている。。。
心を裸にされ恥ずかしいような
好かれてうれしいような
穏やかでやさしい気持ちで
牧場を後にしました。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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