考えずとも当たり前のように
毎日、毎瞬間している呼吸。
けれども、心身のバランスを
崩していたり
心の中心軸が他所にいっていたり
考え事が多くなり頭が
いっぱいいっぱいになっている時
呼吸は過呼吸気味になり
吸うことの方が圧倒的に
増えているものです。
相談室にいらっしゃる方々の
呼吸を観察していても
悩みで心や頭が占められている際
言葉を表出させようとする時は
吸うことの方がメインになった
呼吸法をしていらっしゃる方々が
多いことに気づきます。
以前からいくつかのブログでも
何度かお伝えしてきているとおり
呼吸で大切なのは「吐くこと」。
一例 『息吐いてるか~い?』
吐くと自然に吸おうとせずとも
空気は体内に入ってきます。
それがうまくできないときは
身体、あるいは心のバランスが
整いにくい状態にあるときと
言えるかもしれません。
呼吸がうまくできていない時は
適度に身体をほぐし
関節をはじめ
ガチガチと入りっぱなしになった
力を抜くことから始めます。
身体に力が入りやすい方をはじめ
最も簡単な姿勢は
床に大の字になって横たわり
手足をぶらぶら振った後
力が抜けたことを確認し
静かに目を閉じます。
吸って、吐いてのカウントは
人それぞれにリズムがあるので
自らが最も落ち着くカウント
例えば吸うことに3秒
吐くことに5秒といった具合に
吸うより吐くことを長めに
ご自身の息だけに意識をおきます。
ご自身にとって
心地よいリズムが見つかると
だんだんと呼吸が深まっていくのを
感じられます。
胸の奥が温かく、穏やかになり
何はなくとも
充たされたような気持ちになることが
目安になってくるでしょうか。
呼吸は自分の生命を感じる時間
でもあります。
考えや感情に陥っているとき
ご自身の中心や方向性を
見失いかけているように感じるとき
そんな時こそ
呼吸でご自身の生命を深く感じ
中心を取り直されるとよいと思います。
たかが呼吸、されど呼吸。
呼吸は誰もができる
最も身近な瞑想だと思うのです。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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