先日、安曇野ルームを
訪ねてくださったご年配の
ご夫婦様のうちお一人が
玄関に入るなり
まだ春先は気温が不安定で
外には出せずにあった
植物の鉢を飾った棚を眺め
目を細めていらっしゃいました。
「これは、すべて再生ですね?」
「はい、そうです。
枯れたり、干からびたところから
再生させてみました」
こんなやりとりの後
じっと目を凝らして
再生した植物の小さな芽や葉を
しばらく眺めていらっしゃいました。
以前、干からびたサボテンを
再生させたところ
子孫大繁栄になっている記を
ブログに綴ったことがありました。
我が家の玄関に飾った鉢植えは
少し見た目は個性的ですが
そのほとんどが枯れていたり
干からびていた植物を
再生させたものばかりです。
みっともないから捨てなさい
そう言われても、根っこは
まだ「生きたい」と
言っているようで・・・。
土から引き離さそうとしても
離れない生命力があった草花です。
今冬も無事に越しました。
手間暇を惜しまず愛情を向け
太陽の光と適度な水やりを繰り返し
ここまで育ちました。
ほとんどは植物たちが
元々持っていた生命力で
新芽をふかせ再生しています。
見栄えとしては青々とした
鉢たちを入ってすぐの
玄関には置いてもよいのですが
あえて、いらっしゃる皆さんに
この生命力をお見せしたくて
こうして並べています。
ほとんどの来訪者の皆さん
帰り際に靴をお履きになる際に
いらした時よりも
ほっと緩んで柔らかくなった
お心で気づかれます。
不思議なほど皆さん一様に
「あ、生きている!」と
おっしゃいます。
そう、生きている。
一度は枯れたり
干からびた時があっても
ちゃんと自らの力で
再生した植物たちです。
太陽の陽射しと水
そして、”大丈夫復活する” と
信じてその生命力を信じ
そっと見守るように
穏やかな愛情を注ぐことで。
皆さんがここに惹かれるように
意識が向かうことがわかるので
あえて、見栄えを気にせず
最も目につく玄関の内側に
並べているのかもしれません。
どんな生命にも
自ら再生する力があると思うから
今週も万物に公平に降り注ぐ
太陽の陽射しを見習い
柔らかな心で
訪ねていらしてくださる
多くの生命力に触れさせて頂きたいなと
思っています。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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