真昼の月

 

”運” という言葉を使うとき
どんな場面で皆さんは使われますか?

 

「運がいい」
「運が悪い」
「運が強い」
「運がない」など・・

 

人の考えや意思、努力だけでは
どうにもできない
好い巡り合わせという意味をこめて
私たちは「運」という言葉を用います。

 

生物の勉強や生命科学、医学を
学んだ人々に限らず

こうして私たちが生命を授かり
生まれてきたことを
シンプルに考えてみるだけでも

何億万分の一、という
ものすごい奇跡を経て
生まれてきたことに改めて感動します。

 

存在していることだけで、もう奇跡。

 

以前、私もブログで
三途の川を渡りかけた話を
綴ったことがありました。

関連ブログ  『走馬灯のように蘇ったものは・・』

 

病気をなさったり
不慮の事故や災害などに
遭った場面から
一命をとりとめた方々はもちろん

この世に生きるすべての人が
ものすごい確率をくぐり抜けて
この世に生を授かったことを
改めて考えると
奇跡としかいいようがないと思います。

 

言い方を変えれば
”誰もが皆、運の強さを持っている”
と言えるかもしれません。

 

たまたま、昨日の日中
運転して移動中に
真っ青に晴れ渡る安曇野の3月の空に
あと数日で満月になる月が
うっすら昇っているのを見つけました。

 

「美しいなぁ」と
中途半端に欠けた月を眺め
しばらく車を停めます。

 

満月が好きな方がいらっしゃれば
三日月が好きな方もいらして

月一つとっても
捉え方は皆さんそれぞれですが

それぞれの立場から眺めたものが
その時、その方にとって

少しだけ前向きになれるものだったり
少しだけ勇気をくれるものだったり

意味づけはそれぞれで好いと思うのです。

 

目に映るものごとの中に
ご自身にとっての ”小さな幸せ” を
自ら見つけて
日々を過ごせたら素敵ですね。

 

元々持って生まれてきた
”運の強さ” を
生かせるかどうかは

日々、私たちが目にしたり
向き合うものごとに

他でもない自らが意味を与え
そこにささやかであっても
自分にとっての幸せと感謝を
感じ取っていけるかどうか。

 

そんなことを、白んだ月を眺めながら
新鮮な空気を胸いっぱい吸い込み
考えていました。

 

東の山と真昼の月

同じ安曇野から眺める山でも、西の雪に覆われた北アルプスと異なり東の山には雪がないのです

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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