”いろいろな面倒を手放したんで
大丈夫だと思うんだ”
仲間内の集いで
こう話していた昔の友人が
長い病気療養に入ったと
風の頼りか何かで耳にすると
身近にいる誰かに
相談していたのかな
身体の不調にサインは
なかったのかな
・・・などと
様々なことを
思い返してしまったりします。
知られているとおり
心と身体は
ものすごく密接に
結びついているため
だますことができません。
心で感じたことが
見事にそのままストレートに
身体のあらゆる機能に
影響してきます。
そう、頭での理解ではない。
胸にあるハートと
頭にある高度機能を持つ
最高司令官である脳で
考えることが
完全に一致していれば
よいのですが
私たち人間は
知能が高いがゆえに
頭を使って心の部分を
だましてしまうことが
よくあります。
この古い友人と最後に会った
もう何年も前の酒宴にて
”ため込まないタイプだからさ”
と笑いながらも
”この辺りがチクチクするんだよ。
なんか変なもん食ったかなぁ”
と鳩尾を触りながら言っていた。
まさに、ここに尽きると思います。
感情や思考が自分の中で
きちんと消化できているのなら
鳩尾(みぞおち)は
何もせずともチクチク感じたり
押すと鈍痛を覚えたりはしません。
手放していると思いながらも
どこかに吐き出せぬまま
澱のように溜ったものが
残っていないかどうか。
頭では大丈夫だと思い込むも
気づかないうちに
置き去りにしたままのハート。
そこに刺さったままの矢や
滞積したままのタールのような
黒い「もやもや」に
どこかで自分を見つめる
静かな時間を設け
気づいてあげること。
そして、それらを
ため込まずに
誰かに話をしたりすることで
心の外へ吐き出すこと。
自らをきちんと
浄化していくことは
何よりも心身にとって
大切なことだと
改めて強く感じています。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ