“一人の光で・・・”
どうやったところで
立ち上がる気力も体力も
奪われたように感じる
しんどくてたまらない時期。
もしかすると皆さんも
人生のどこかで経験なさったことが
あるかもしれませんね。
学生時代に
自暴自棄になったある友人が
次のような言葉を周囲の私たちに
ぶつけてきたことがありました。
「私なんかが一人明るくなったって、世の中はなんにも変わらないじゃん!何の意味があるのっ?」
私自身、それからずっと後に
どのような、また誰の慰めも励ましも
渇ききって荒んだ心には
これっぽっちも響くことなく
ただただ、海底や地の果てで
当てもなくさ迷い続けた挙げ句に
独り、灯りもなく佇んでいるような
気持ちを長く味わったことがあります。
かつて、彼女がぶつけてきた
一見投げやりに思える言葉が
身に染み入るように実感できた
時期でもありました。
“私一人が明るさを取り戻すことにいったいどんな意味があるのか?”
暗闇の中に自ら閉じ籠った時間を経て
その意味がようやくわかり始めた。
そんな気がしています。
言葉や行動を超えた
目には見えない「気」のようなものを
私たちは生きている限り放ち
互いに言動とは異なる次元で交わし
日々、影響し合っているんだなと
体感し得た今。
“あなたや私” の一人一人が
本来備え持った輝きを放つことで
隣の、近くの、そのまた隣の・・・
繋がっている周囲の人々が皆
何故だかはよくわからなくても
その人本来の輝きを放ち始める。
そんな不思議な伝播していく
連鎖反応のようなことが起こるのが
人と人との繋がりの
本質なのかもしれません。
一人の人間が持つ光の明暗は
その周囲の人々に対して
良い方向にも、またその逆の
どちらにも働き得るのだろうな・・。
そんなことを
カナリア黄色が見事に輝く
菊の花を眺めながら感じた
金曜日の朝です。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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