【たまには暇ネタでも】
夏の行事の定番と言えば
私が子供の頃は「肝試し」でした。
真っ暗な場所が怖くない
という方も
たまにいらっしゃいますが
視覚から入る情報に
多くを頼る私たち人間は
真の暗闇におかれると
脳への情報経路を
断たれた気持ちになり
不安や恐怖感が増します。
わずかな物音がするだけで
その音源を
視覚で確認できないため
さらに不安に襲われる経験は
少なからず皆さん
お持ちだと思います。
目に見えないもの
存在するかどうか
わからないもの
こういったものに
面白半分で首を突っ込む割に
私もとことん弱いです。
職場や仲間の中に
たいてい一人や二人
そうした方面に強い人がいて
なぜか決まって夏の夜になると
人を震え上がらせるような
怖い話をしつこく
してくるわけです。
特に都心のビルには
おもしろおかしく
そんな恐怖話が山のように
語り継がれていたりします。
私の勤めた都心の某ビルや
界隈の心霊スポットは
都内でも代表的でしたから
たまったもんじゃありません。
同じセンター内で隣の部署に
ご実家が
ご出身地の地方都市では
大変有名な
お寺さんでいらっしゃる
上司がいました。
夜の泊り勤務中の仮眠は
どんなに暇で余裕があっても
地下の仮眠室や洗面所へ
行くことがためらわれ
フロアー内に仮設ベッドを
作ってもらって
人が行き交う通路で眠る。
そんな日常のある日。
その方の一言で
無駄には
怖くなくなったんですよね。
”見えない世界の
物事や人より
生きている人間ほど
恐ろしいものはねーよ”
なぁるほどなぁ・・・。
子供の頃から寺の裏の墓地で
様々な不思議体験なるものを
したらしいその方も
こうして社会に出て
成長するにつけ
学んだことなのでしょうね。
今でも暗闇を一人歩きする時は
”生きている人間より
怖いものなんてない”
と自分に言い聞かせ
見えないものへの恐怖を
拭い去っています。
・・・・って
怖いものは
やっぱり怖いですけどね~。
人間という存在が
それだけ奥深く
抱え持つ深淵のすべてを
把握しきれないからこその
怖さなのでしょうね。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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