昨日まで存在した人が
いなくなってしまうこと。
生きている限り
誰もが経験すること
なのでしょうけれど
やっぱり
心に大きな穴が空いたようで
とてつもなく苦しくて
せつないことですね。
遅かれ早かれ
人は必ず経験することが
わかっているのに
いつでも
「これ」という決定的な
処方はなくって
日常にまみれての
時の経過が一番の救い
だったりすることも
あります。
身近な誰かを亡くした
せつなさは
きっと消えてなくなることは
ないのでしょう。
その人と触れ合った
生身の温もりが
感覚に、また心に
ずっと残っているのですから
消えることなどありません。
哀しみを無理に
消そうとしたりせず
痛みとともにありながら
少しずつ、少しずつ
抱える思いを心の外に
きちんと出しては
受け止めていくことを
幾度となく繰り返すことで
癒しと安らぎ、そして
再生の力を得ていくことは
できるのかもしれません。
今を生きる自分を
大切にしようと思えるまで
痛みを力に変えられるまで
時間をかけてゆっくりと・・。
日常から離れた
異国の前線地で
ある時期を共に過ごし
志を語り合った
知人の命日が
まもなく今年もやってきます。
戦地で銃弾に倒れた
彼女に代わり
生きている私が
できることを考えながら
今日も歩んでいます。
時間はかかりましたが
哀しみは
希望と力へと変わり
再び立ち上がった今
ゆっくりですが
力強く歩んでいます。
私がかつて
そうしてもらったように
だれかが必要ならば
寄り添えるように
ここにいますから・・
あなたにもきっと
立ち上がって
光と共に
歩きはじめる日が来ると
信じています。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ