月曜に出かけた埼玉県は越生の梅林。
高齢化に伴い梅畑を手入れできず
立派な梅がただ地面に落ちるのを
見ているだけではと
立ち上がった方々の招きで
梅の収穫体験へ出向いてきました。
梅干し用の越生特産の紅梅収穫には
まだ早いものの
梅酒などに用いる固い梅は
訪ねたあたりが収穫にギリギリの
タイミングでした。
大きな梅が熟して地面に落ちて
しまっている様子は圧巻です。
曇天下で雨が降りそうな午後。
湿度の高いなか
選挙ジャンバーに
カッパズボン
ご近所から頂いた農作業帽子
お借りした軍手
という農家体験させていただくのに
体裁など構ってられないとばかりの
完全防備で臨みました。
労働時間は正味わずか2時間足らず。
けれども、低位置の梅はほとんど
収穫されてしまっており
高枝にある梅を天を見上げるように
収穫しなくてはならない作業は
なかなかシビレます。
それでも夢中になって
驚くほどのスピードで(ちょいと雑?)
もいでいる自分がいました。
一つでも多く収穫すれば無駄に
地に落とさずに済むという
一心だったと思います。
梅林の近くに住む方や
農園の持ち主であるご夫婦も登場し
皆でわいわい話しながらの
賑やかな梅収穫です。
先人の知恵や指導を仰ぎながら
気づけば25キロ近くの収穫。
あっという間の時間でした。
それにしても梅林パワーはすごい!
肉体的には
ものすごく疲れているはずなのに
それを癒すような
エネルギーに充ちていて
スポーツをした後のような心地よい
爽快感があるから不思議ですね。
ただし、この作業を
ご高齢の方々がなさるには
相当大変なことだとも実感しました。
先日のブログにも綴りましたが
今後はこの梅畑を
社会復帰や
心身に障害を持たれる方々の
あるいは山村留学などの
就労体験場としてはもちろん
カウンセリングの一環として
セラピー的な要素での活用をも
あれこれ所有者になられた
先生方と相談していきたいなぁと
話したところです。
ご高齢の梅畑主の皆さんが
これまで大切に管理されてきた
越生梅林では
昨年、労力が足りずに欠いた
剪定や摘花、摘果などの影響で
今年は本来の大きな梅ではなく
鈴なりになって実がつく
現象が多くみられたようです。
どんなことも人が手間暇
そして愛情をかけてこそ。
皇室に献上されている立派な梅を
放置してしまうと
わずか1年足らずでどうなるのかを
しかと目視することができました。
それでも、遠方から訪ねた私たちを
心から喜んで歓迎くださった
梅林主の80歳を超えたおばあさんの
お顔が忘れられません。
今後、いろいろ課題はあるものの
きっと楽しく課題を乗り越えて
いらっしゃるのだろうなと
見習い体験させていただきながら
ワクワクしている私がいます。
さぁて、それはそうと
収穫した梅を今
あれやこれやと調理すべく
作業中なんですよ。。。( 笑)
自分でもいだ梅の味は
また格別なんでしょうね・・・。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
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