と以前こちらのブログで書きました。
大人になると、どんなことでも
なるべくスムーズにいくことを願い
できないことがあると、気も焦り
時に苛立ってしまうこともありますよね。
高齢になってからスマホを始めた父が
もう何か月も毎日にように呻いています。
機能を使いこなしきれず
頭を抱えている姿を眺め
「脳を運動させているなぁ」と
本人の苛立ちとは別に羨ましく思い
見守っています。
肉体レベルでいうなら
脳を活性化させることって
身体の感覚を呼び起こすことなんですよね。
私たちが自分の目で見て、耳で聴いて
舌で味わい、手や指で触れて”感じている と
思っていることは
すべて脳のなかで行われており
目や耳、舌や手足は
ただ外部からの情報を集める役目を
果たしているにすぎません。
ブログで何度かご紹介してきたように
太陽光を浴びて、幸せホルモンと呼ばれる
セロトニンを分泌させるのも
目から入った刺激を感覚神経を通じて伝達し
その情報を脳が解析してホルモン分泌を
促しているわけです。
つまり、これまでは
感じられなかったことを
感じられるようになったり
以前はできなかった動作を
できるようになるということは
外部からの刺激を受けいれる
目、耳、舌といった感覚器官と
その刺激の信号を解析する
脳の2つの領域が呼び覚まされ
活動し始めたことを意味します。
私たちが生活のなかで
適切な運動を通して
身体のさまざまな感覚を呼び起こすことは
脳みそを目覚めさせ
活性化させることにつながっているわけです。
ある程度の年齢になると
一定の行動&運動パターンを持ち
それらをお決りのように使うため
脳もその活動に関わる限られた部分だけを
使うようになってしまっています。
普段とはちょっと違った筋肉を使う
あるいはいつも動かす慣れた方向とは
違う方向に身体の部位を動かす
触れたことのないものに触れたり味わう。
「はじめて」や「慣れない動き」は
眠っていた脳の感覚を呼び覚まし
活発に運動させる、いわば脳にとって最高の
トレーニングメニューとなるのですね。
肉体運動するときに
呼吸しながらやるのが大切なように
脳の運動をさせているときも
しっかり呼吸をしながらをお忘れなく!
呼吸はどこを運動させるにも大切です。
今日も外は眩しい程にいいお天気ですね。
ぜひ、いつもは触れたり
味うことのない感覚や
普段は使わない身体の部位を
少しだけ使って、脳を思いきり
運動させてあげてみてくださいね。
きっと脳も喜んで皆さんに
たっぷりご奉仕してくれるはず。。。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ