私たちの身体は一人一人
それぞれに最適なリズムがあるものの
普段はこれを社会や周囲の動きに合わせ
活動しているために
テンポやリズムが合わず
時に、苦しくなることもあるかと思います。
ゴールデンウィークのような長期休みでは
心が解放され本来もつ自分の生命リズムを
取り戻しやすいのですが
休みのあとのペースをつくるのは
なかなか難しいと感じられる方も
多いのかもしれません。
個々の生命のリズムは
呼吸によって管理されています。
ぜひ、今晩おやすみになる前に
あるいは明日以降のどこかで
ペースがつかみずらいと感じられたら
いつも以上に
呼吸を意識されてみてください。
呼吸は意識するだけで
身体の生理的機能に限らず
感情と考えまでも調節できます。
楽な姿勢で、手をひざに置き
深い呼吸を5~10回繰り返します。
なかなか呼吸に意識できない方は
まず、目を閉じ
胸の前で両掌を合わせ合掌し
くっついた手のひらの感覚だけに集中し
最初は数センチくらいから少しずつ
スローモーションのようにゆっくりと
手と手の感覚の距離を広げてはまた
つくかつかないかまで戻すをやってみます。
だんだん開く距離を広げていきますが
意識は両掌の間の感覚だけに集中します。
広げたり、くっつくぎりぎりまで縮めたり
目を閉じゆっくりと手を動かし
繰り返していると手と手の間に
何か伸びるスライムのような感覚
あるいはもこもことした気の塊のような感覚を
覚える方もいらっしゃるかもしれません。
考え事が多く出てしまうとき
または夜、眠れないときに
この両掌の間にある気だけに集中する方法は
おススメです。
ある一点の感覚だけに集中することで
頭を占めていた考え事を一時的に止め
同時に脳波も下がることから
頭の中をクリアにしたいときに限らず
波立つ感情のコントロールや入眠の際に
たいへん役立つ瞑想法です。
ぜひ一度お試しくださいね。
思考や感情が静まったら
先の通りゆっくり、そして深い呼吸を
吐くことを大切に5~10回繰り返します。
呼吸の頻度は交感神経を優位にするよう働きますが
呼吸の深さは副交感神経を優位にするべく
働きかけてくれます。
体内の機能や人それぞれの身体がもつ
最適な生命リズムを保つためにも大切な
自律神経系のバランスを整えるのに
最も効果的な方法である呼吸。
普段は当たり前のようにしている呼吸を
今晩は意識して感じながらおやすみになり
明日からまた、皆さんが
本来の活力と最適な生命リズムを取り戻し
まい進できますように。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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