チューリップの色がいろいろ

 

今日は「恋の日」なのだそうです。

私はつい先日知ったばかりなのですが

子供の頃からメーデーと知らされてきた日が

なんだか淡い桜色に染まったような

ちょっとうわずった気分です。

誰かを好きになったとき

誰かに無意識に惹かれてしまうとき

もしかしたら長年連れ添った相手にさえも

ふと、”どうしてこの人なんだろう” と

考えてしまうことってありませんか?

その人のどこが、どうして好きなのか

自身がきちんと理解できていたほうが

まっとうな理由があるので

心が落ち着くことってあると思います。

曖昧さがいやで、論拠を探しに

いってしまうこともあるかもしれませんね。

けれども、人が動くときの感覚って

恋愛に限ったことではなく

きちんと論拠があるときよりも

なぜだかわからないけれど本能的に

ということのほうが多いような気がします。

気がつけば心が、体が

求めるものごとや人に向かって

走りだしているような感覚。

なぜだかわからないけれど

惹かれてやまない・・。

もちろん

きちんとした理由があっての行動も

充分そこにはしかるべき動機はあるのですが

本能に突き動かされる感覚の勢いには

少しばかり負けてしまうような気がします。

 

黄色の中に赤いチューリップ

 

隣にいるパートナー

あるいは想い人を思い浮かべて

「どうして私はこの人なんだろ?」と

白黒つかないグレーゾーンにいるような

もやもやする気持ちが起こっても

そのもやもやをじっと眺めてみてるのも

実は大切なことかもしれません。

ものごとの大切なことって

大概、白黒つかないグレーゾーンにこそ

あるような気がします。

”なんでだろう?” のグレーな部分から

だんだんに、相手を見つめる時間や

一緒に時を過ごす時間が増えるにつれ

「ああ、私はここに惹かれたんだ」

「以前は気にとめなかったけれど、ここが素敵」

といった発見をしていけることが

なにより人を好きになる

また相手に惚れ続ける

醍醐味のような気がします。

大切なことや求める答えって

もしかするとグレーゾーンの中に

あるのかもしれませんね。

 

※写真は、安曇野市国営アルプスあづみの公園のチューリップ畑より(93品種、30万株のチューリップは圧巻の一言です)

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
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