まもなく本格的な春を迎える安曇野では、あちらこちらの畑で作業を始める方々を目にすることも増えてきました。
土地を耕して、作物の種を蒔く。
私たちも人生を通して心の中に幾度も種まきをしています。
冬の間は凍っていた大地に春の訪れとともに芽生えた春の雑草たち。
これらをきちんと草取りして、荒れた土地をより肥沃にするために耕します。
心の中の大地でもそこに生えた負の感情やマイナス思考といった雑草を取り除き、自分が育てたい明るく光を帯びた思考やワクワクするような感情の種を蒔きます。
菜の花の種を蒔けば菜の花が、ジャガイモの苗を植えればジャガイモが芽を出す・・。
菜の花の種を植えてジャガイモの花が咲くことは決してありません。
心の中でこれから育つ芽が何になるかは私たちが種まきする段階で選ぶことができるのです。
愛情豊かでありたければ愛や思いやりの種を、明るくありたければ明るくなる種を
平和を望むのであれば平和の種を・・・
いくらでも種を選ぶことができるのです。
また、心の中の大地で蒔いた種が日照りにあったり強風や大雨にさらされないよう、手間をかけて育てるのも私たちの仕事です。
放りっぱなしでも枯れずに育つ種類もあるでしょうが、ほとんどの種類はある程度手を加えなくてはきちんと育ちません。
やがて実りの季節を迎え、それら作物を収穫するのも私たち自身です。
さて、どんな種を蒔きましょうか。
それらが育って収穫をするときにはいったいどんな気持ちがするのでしょう。
どんな人たちがその収穫した考えや感情には集まってくるのでしょう。
これから迎える節目、2021年の新年度。
まずは心の雑草を除去してすっきりさせて、耕した大地にはご自身がいずれ収穫をする際に幸せを感じられるような思考や感情の種を蒔いてみてくださいね。
どうか、たとえどんなものを収穫しても、またどんな人たちが集まってきたとしてもご自分が蒔いて育てた種だということだけはくれぐれもお忘れなく。
明るく良い思考や感情には同じく明るい考えを持つ人々が、暗く陰険な思考や感情にはやはりそれにふさわしい人々が集まってくることでしょう。
自分で種を選んで、育てることができる・・。
なんだか、わくわくして楽しみになってきましたね。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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