「顔晴れ」。
この言葉はかれこれ10年近く前、私が長野へ来てから知り合った安曇野の木立の中(森の中ともいう・・)に住まうご年配の看護師さんから教えていただいたものです。
とても気に入っているので、周囲の人を励ましたいときに私も使わせていただくようになりました。
「顔が晴れると書いてがんばる」などと文字を綴らず声をかける際にはあえて注釈もつけます。
そもそも「がんばれ」は、漢字で綴ると「頑張れ」。
「頑なに」、「張れ」ですからかなり力を要する言葉ですよね。
言わんとする精神力や丹田力が要となることはたいへんよくわかりますが、やはり少し強い語気を含む言葉だと思います。
自分ではもう十分すぎるくらいにがんばっているのに周囲から「がんばれ」と言われるのが一番辛いという声はよく聞きます。
確かに相手の状況を察することなく不用意に発すると、相手を傷つけてしまう言葉にもなり得ますね。
では、「顔晴れ」でしたらどうでしょう?
”たとえ今が苦しくとも、どうか少し力を抜いて顔を晴れやかに笑ってみてね” と柔らかく包み込むように言われているようで、私は個人的になんだかしっくりきました。
「顔晴れ」(”余計な力を抜いて、顔を晴れやかにね”) 。
文字を見ただけで、今日一日がなんだか素敵な時間になるような気すらしてきます。
ずいぶん春めいた暖かい陽気に恵まれた日曜は全国的なのでしょうか。
どうぞ季節の変わり目ならではの新たな発見や出会いに胸を躍らせ、柔らかな心で午後からも過ごされますように。。。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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