ずっとこんな人がいたらいいなと理想を追いかけて
気づくととんでもなく時間が経ち
それでも譲れないものは譲れないと
まだ出会うべき人に会っていない気がするとき。
とことん気が済むまで
ひたすら追いかけ続けてみて良いと
私は個人的には思います。
自分でも呆れるくらいとことんやると
ずうっと遠くを見やっていた視線が
自然と身近なところへ定まる瞬間が
ふいにやって来ます。
”青い鳥” を追いかけてみないうちは
何もわかりません。
恋愛に限らず、外へ外へ意識を向けてみたからこそ
身近なものごとや自分の心内をしごくまっとうに
見られるようになることもあるような気がします。
傍にいて可も不可もない
まるで空気のような存在。
ものすごく激情に駆られるわけでもないけれど
まったく無関心というわけでもない。
あまり頼りにはならなさそうだけれど
あまり優しく包み込むような感じではないけれど
何かあったときにはふっと顔を思い浮かべる。
一緒にいても気負わず、また気も遣わず楽でいい。
親友のように思いのまま感じたことを
口にすることができる。
”青い鳥” は福の神と同じく
それらしくは見えないことが
常なのかもしれません。
一見違う姿をしているけれど
いつもそこに意識が向かうわけではないけれど
それでも横にいるとなんだかしっくりきて
安心して素でいられる。
生き方や考え方はそれぞれ
人の数だけあると思うので
どこかにいる "青い鳥" を追いかけ続けるのも
大アリだと思います。
でも、今ふとあなたの横にいる相手の顔を見て
ときめきも、感動も、さほどなくとも
「ああ、いるなぁ・・」
と安心感と共に腑に落ちるのであれば
それはやはり
そうとわからぬよう迷彩服を着て飛んでいた
あなたの "青い鳥" なのだと思うのです。
私はもう少しで
そんな気負わずに笑いあう ”青い鳥” を
わざわざ遠くへ放してやろうとするところでした。
気づけば、ずっと近くにいたのに・・。
迷彩服を着て飛び回っていても
「今ならハッキリわかる・・」。
そんな気がします。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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