「もう十分がんばった」「もうこれでいいや」
どんなものごとにも引き際というものがあります。やるだけやったらあとは天にまかせて待つ。これもとても大切な事だと思います。
けれども「あともう一回だけやってみたら」、その先にはどんな道ができているのか・・。少し気になりますね。
たとえば、学校や仕事の提出課題。「もう一度だけ見直しをしておけばあとでこんなに苦労することはなかったのに、確認しておけばよかったな」。このような思いを抱いたこと、皆さんはありませんか? そそっかしい性分の私はしょっちゅうこんな思いにおそわれていました。
誰かと仲たがいをしてお互いが歩み寄れなくなったとき、間にできてしまった距離や溝を埋めるため「もう一回話してみよう」「あともう一歩だけ相手に歩み寄ってみよう」ができななかったためにずっと心の中に後悔としこりが残った経験はないでしょうか。
子どもの頃、自転車に乗り始めたり、さかあがりを練習した経験は多くの方の記憶にあると思います。
一回でスルっとできてしまった方もいらっしゃるかもしれませんが、たいていは何度も何度も繰り返しそれでもあきらめずにできるまでがんばり続けます。日も暮れてきてそろそろ帰らなくちゃ・・。手も痛いし、転んでひざ小僧に擦り傷も作ってしまったな。でもあともう一回、もう一回だけ試しにやってみよう。
そんなときにひょいと今までできなかったことができた瞬間を味わったことは皆さんにもきっとあることでしょう。
あともう一回が、さらに素晴らしい何かを生み出すかもしれません。そのあともう一歩が、より良い新たな関係やこれまで知らなかった新しい世界への一歩に変わるかもしれません。
あきらめずにやってみたあともう一回が大きな違いをつくり、恐れずに踏み出したあともう一歩が自分と人生を大きく変えていく・・。だから、人生は不思議でおもしろいものだと私は思います。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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