ご夫婦だったり
家族だったり
近しい間柄や関係では
それぞれが
自分自身の価値観、あるいは
観念を持って
生きているとあって
その違いを知り
個々を尊重しながら
どこで着地できるのかを
探っていくこと。
これはとても大切なことだと思います。
多くの場合はその違いを心得て
共存することを日々試行錯誤し
一緒に生活しているものの
何かこれまで経験したことがない
出来事が生じた際に
その違いが改めて表面化し
どうにもならない程
浮き彫りになることがあります。
元々相手に対して持っていた
”我慢ならない” という一面が
全面的に表出し
我慢できるレベルではなくなった。
こんなこともあるかと思います。
ただ、その我慢がもうできない
そう感じたご自身を振り返ってみると
自らが大きな不安に襲われている
まさにそのタイミングであるときも
多いように感じます。
元々違いがあることを
よくわかっている相手の
等身大(現実)の姿に
自分が今現在抱えている不安も
上乗せし反映されている状態。
これまで経験したことがない
人生のテーマに直面し
浮き彫りになった相手の言動に
幻滅してしまった際には
一度、自分自身が今
どのような不安に襲われ
それらを乗り超えようとしているのか。
また、相手はどのような不安を覚え
同じく
どのように乗り越えようとしているのか。
ここを互いに確認し合ってみることも
大切なのだと思います。
ご自分は直面した問題に対し
どんな変化の壁を乗り越えようとしていて
どんな気持ちでいて
どんなことを相手に求めているのか。
こんなことを互いに言葉にして
話をしてみるだけでも
必要以上に生み出さなくてよい
不安や怒り
あるいは相手への不信感といったものが
少なくなることもあると思うのです。
平時と非常時では
人の心の揺れ動きもずいぶんと
異なります。
いつもなら我慢できていた違いが
「もう我慢できない!」となったとき。
一度、その場面がどのような変化が
訪れているタイミングなのかを眺め
自らの気持ちを整理してみる
そして、それを相手に話してみて
相手の気持ちをも確認してみる。
こんな対話も大切なのかもしれませんね。
◎写真は八ヶ岳で車のボンネットに舞い落ちてきた色づいたモミジの葉。美しい季節を迎えています。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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