”自然界の贈りもの「色彩」”
ご近所を通りかかって見つけた
小さな紫の実。
珍しいなぁと立ち止まって
その実をしげしげと
見入ってしまいました。
秋は街や里山に一気に
彩り豊かな色が溢れる時季です。
同じく色とりどりに
景色が染まる春とは異なり
深みを感じさせる色合いが
多いように個人的に感じています。
これから冬を迎えるまでに
この安曇野をはじめ
長野県内各地で
美しい織物のような紅葉が
ダイナミックに広がる光景を
眺められるのですが
なぜか日常で目がいくのは
こうした小さな色味ばかり。
誰かが気づいてくれるのをそっと待つ
あるいはそんなことは願いもせず
ただそこにあるように
見事な色彩を放っている・・。
そんな小さな存在に
心惹かれてやまないのは
センチメンタルな気分になりやすい
秋だからなのでしょうか。
細部にこそ宿る輝きに
いっそう惹かれてしまいます。
これは人の思いや心遣いにも
似たものがあるのかもしれません。
ささやかな部分に感じる
心遣いや真のやさしさにほど
惹かれてしまうのは
なぜなのでしょう。
「ちいさい秋 みつけた」
という子供の頃に歌った
よく知られる童謡に
あえて ”ちいさい” を
つけたくなる気持ちが
少しわかるような気がする
冷え込みの厳しい秋の朝です。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
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