学生時代に知り合った友人が
話してくれた子供時代の思い出。
壮絶なイジメにあって
毎日が地獄のようだった
と言います。
息をするのも辛い心境で
”消えてしまいたい” と
つぶやきながら
とぼとぼと歩く学校帰り
通学路の路肩に
小さな花を見つけては
”あと一日だけがんばろう” と
自分を励ましていたと言います。
また、ある知人のご家族は
お姑さんにご自身はもちろん
お子さんのことまで
言葉でひどく傷つけられ
毎日、夕方になると
”今日こそは” と覚悟を決めて
近くの線路へ出向いていた
とおっしゃいます。
その線路の脇に
小さな花が咲くのを眺めては
思い直したように
帰宅する。
そんな毎日だったとおっしゃいます。
運転中に、遠くからでも
目に入った
荒れ放題の草むらの中に
咲き誇る一輪の
黄色い小さなお花。
ふと、この小さくも
健気に花を咲かす姿に
救われた方々がいたことを
思い出す瞬間でした。
どれだけの思いで
小さな花を見つめ
そこに生きる意味を一生懸命に
見出そうとしていたことか。
写真を撮りに草むらに入ると
10月の陽光の下
輝く一輪のお花が
「精一杯、生きなさい・・・」
と静かに語りかけてくる
ような気がしたのは
私だけなのでしょうか。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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