表面的な笑顔をつくることに
すっかり慣れてしまい
他人に本心や本音を知られ
嫌わられることが怖くて
人の目が怖くて・・
傷つかないように
人や人との対話を避けて
生きてきたと
おっしゃった方がいました。
自分の生い立ちや
周囲の環境を呪っては
何をやっても
うまくいかないことを嘆き
不安定な心のまま
目標や夢を抱くことのない
閉ざされた世界で
ずっと膝を抱えてきた。
そう語ったその方が
一つだけ
気づいていないことが
ありました。
自分の中の何かを変えたくて
私のところにいらした。
そこです。
一緒になって
乗り越える課題と
向き合った時間も
長いこと
感情の浮き沈みは激しく
進捗がないように思えました。
反抗期に戻ったような
態度や言動を繰り返しては
自暴自棄になり
ますます
自己嫌悪を募らせていた
そんなある日。
突然に顔つきが変わって
同時に言動にも変化が
見られるようになります。
自己信頼の回復と
自信の回復でした。
自分自身との約束を
守るための行動を
やり続けたら
かつての自分とは
明らかに違う感覚が
内側に生まれていることに
気づいたと話してくれました。
何も進展がないように思えた
時間の中でも
確実に変化が生じ
ある日突然に
雲間を突いて抜ける・・
そんな感覚
なのかもしれません。
晴れ晴れとした表情をして
堂々と背筋を伸ばした
その方が
自分自身で今度は
雲間の向こうの
真っ青な空を自由に
飛ぶ姿が見えた気がして
喜びと眩しさで
胸がいっぱいになりました。
”黒くて厚い雲がずっと
覆いかぶさってるんです”
そんな風に言っていた
厚い雲を自ら突き破り
自分の力を信じて
再生を果たしたその背に
翼が見えたような。
自由にその翼を広げ
どこまで
飛んでいくのか・・。
ここからまた
新しい人生が
始まっていくのですね。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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