青いシネラリア

 

もう、どのくらい前のことでしょう。

 

学生時代の専門が
英文学だったという
友人のお母様が

英文学の中で
かつて読んだ詩集の一編に

本日のタイトルである
”青いゼラニウム”
という表現を見つけ

「そんな(青い)花があるのかしら?」

と不思議に思ったという
話を伺ったことがあります。

 

そもそも、一緒に食事をしている最中に

イギリスのコッツウォルズはじめ
庭園の見事な地域を
旅した話を伺っていたことが
始まりだったでしょうか。

 

話題は「青い花」という
不思議なテーマに移りました。

 

大方、こうした
奇妙な話題を持ち出すのは
私だったりするのですが

子供時代に読んだ
児童文学の中に

この世にはない
青い花を創るという
文言を見つけ

ずっと気になっていた
という話からだったような
記憶があります。

 

当時の純粋な私は(ん?笑)

オオイヌノフグリのような
小さな野花に
青を見たことはあるも

紫陽花以外に
青い花を目にしたことがなかったので

ものすごく印象的に
その文言を覚えていたのでした。

 

そして、この世では
見つけにくい、見つかりにくい

幸せの象徴となる ”青い花 ”

といった風に
記憶したのでしょう。

 

今では、先日のブログにも用いた
青い(水色の)スイートピーのように

染料を吸い上げて青くする
特殊な技術があるために

青いバラ
青いカーネーション
青いガーベラ
青いカスミソウ

といった

かつて青色の花の存在は
あり得なかった種まで

濃淡様々なブルーの花を
楽しむことはできます。

 

また、幼い時分の私には
青い花といえば紫陽花しか
思いつきませんでしたが

こうしてその何倍もの
時間を生きてくると

勿忘草(わすれなぐさ)だったり
ブルースターだったり
デルフィニウムだったり

を、元々が青い花の種として
思いつくことができるわけです。

 

私が幼き時分に
こうした種が日本の生花市場で
メジャーだったかどうかは
わかりませんが・・。

 

本日の写真は
行きつけの花屋さんで
撮影させていただいた
シネラリア(サイネリア)。

鮮やかなロイヤルブルーに
気品すら感じます。

 

こうして綴ってくると
意外と今の時代は ”青い花” も
目にすることが多く

出逢うのが
また、見つけるのが
難しい花では
なくなってしまっています。

 

科学技術や物流の進化を
切に感じる瞬間でもあるのですが

おとぎ話のような
”ありそうでない”

をワクワクしながら
追い求める楽しさはなく

どことなく寂しい気はします。

 

ところで、友人のお母様の
記憶にある詩にあった
「青いゼラニウム」とは

何かの隠喩(暗喩)だったのか
今となってはわからないのですが

実際にあったのだとしたら
どのようなものだったのだろうと

想像してみるだけでも
ワクワクしてきます。

 

私自身が、どこか
すべてを科学技術で実現するのでなく
神秘的かつロマンを求める要素を
残しておきたいだけなのかもしれません。

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

予約をする(空席確認)

小松万佐子のカウンセリングのご予約確認(24時間対応) ※お電話によるご予約は、 電話による予約方法(フリーダイヤル)でご確認ください。 Please click here to make reservations from my calendar.

コメントはお気軽にどうぞ