
何故、そうなったのかは
ご本人たちにも
わからないことが多く
気づけば、誰かに
繰り返し言われたことをきっかけに
そして、その言われようを
ご自身が思い込んだままに
ご自身の内も外も
「そうなんだ」と信じてしまう。
多くはご自身にとって
強い影響を与える身近な存在によって。
例えば、親をはじめとする家族や
学校やクラブ、会社などの
指導的立場の存在が発した
侮蔑の言葉だったりするのでしょうか。
素直で純粋な心は
言われるままを吸い取って
気づけば疑いようのないまま
言われたことをそのまま
心のひだというひだに
あるいは
ご自身の身体の細胞すべてに
自らが言い聞かせて
そう信じてきたのでしょう。
心のどこかで反発するも
どこかでは「そうかもしれない」と
受け入れてしまう。
誰かに「こういう人だ」と言われ
長い時間、信じ続けた在り様は
本当のあなたなのかどうか。
私に備わる感覚を通しては
世間ではよく見聞きする
冗談や謙遜で発される場面とは
またずいぶんと異なり
向き合うお一人お一人の口から放たれる
心の底から
そう信じて疑わないのであろう
ご自身を卑下して蔑むような
各種要素など
感じることは微塵もなく。
むしろ光の存在そのもののような
本質を、あらゆる瞬間にしかと感じたりします。
無意識であれ
意識的であれ
ことあるごとに放たれる
自らを傷つけ貶めるような
言葉の数々と共に
猛烈な傷みを伴う
「気」のようなものが
当方にも伝わり来るように感じます。
どれほどの傷みを感じては
その都度なのか
やがてなのかはさておき
感覚を麻痺させてきたのであろう。
ここに至るまでの道程に
思いを馳せたりします。
あなたご自身以外の誰かが
他でもないあなたに
本来の姿とは異なる
「あなたは、こういう人間だ」と
その在り様を勝手に決めつけ
何度も何度も繰り返し
まるで洗脳するかのように
あなたに言い聞かせることなど
本来はできないこと。
抗う術すら知らずに
言われるまま信じるしかなかったご自身を
どうか責めることなく
何かをきっかけに
「本当にそうなの?」
「いや、もしかして?」
などと、言われ続けた
その言われように
ある種の違和感を覚えた時点から
本来のご自身を取り戻す
その歩みを一歩ずつ
始めていらっしゃれれば・・。
そう思っております。
”自分を大切にする”
ということは
こんな場面でも
言えることだったりします。
投稿者プロフィール

- こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
-
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
最新の記事
こころ2025年12月18日ほんとうの「私」って?
季節のたより2025年12月17日ホリデーシーズンと慈しみ
日々のほっこり2025年12月16日魔法にかけられて・・
小さなしあわせの種2025年12月15日冬ならではの幸せ


