写真で、ある風景を
切り取ること一つとっても
見事なまでにたくさんの色彩や
物事が入っています。
心を、ボックスのように例えるならば
私たち一人一人の
心のボックスにおいて
目の前で生じた出来事に対し
切り取ったその瞬間だけでも
様々な色彩（感情や思い、考え）が
その中には入っていることに気づきます。
いえ、正確に言うならば
気づくのは
事が一旦、静まり納まった後
あるいは、しばらく時を経て
心の浄化や事象への理解が進んだ先に
気づくというよりは
ぼんやりと感じる
といった具合でしょうか。
私たちの心のボックスには
単色だけが入っていることは
ほぼ、ないに等しいことでしょう。
単色になることがあっても
そこにはグラデーションがあるはず。
生きて、感情を備え持つ以上
そのボリュームこそ個々に異なれど
混じり合いの好い色合いもあれば
相反して反発し合うような色合いもあり
自然に生み出される
抽象画を眺めるように
多様な色彩がそれぞれに
心のボックスの中に渦巻いては
溢れかえっている
といったところでしょう。
心が動いた瞬間に
この色彩について
眺めることができれば
それはそれで
素晴らしいことなのでしょうが
仙人に近い達観する力が
必要とされるでしょうから
一旦は、彩りの渦に
巻き込まれることも
大ありなのだと思います。
いえ、私たちはそれでこそ
生きていると言えるのかもしれません。
時の経過と共に
物事の全容だったり
向き合い関わる相手を
様々な角度から知り
より深く、そして俯瞰して
眺めることができていった先で
心のボックスの中に
どのような色味があったのかを
そして、今この瞬間にあるのかを
改めて知りゆくことで
そんなご自身が
自然とその手に触れ
また、手に取った色彩（＝感情や思い）に従い
ご自身の人生にとって
大切な場面、場面における
ご自身の在り方を
選択なさっていかれるとよいように感じています。
◎紅葉は、お馴染み「小諸城址懐古園」の駐車場からの眺め。本当に多彩な色が混じり合って素晴らしい風景を生み出しています。
投稿者プロフィール
- こまつまさこ心理相談室（安曇野ルーム）心理カウンセラー
-
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
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小松万佐子から皆様へのメッセージ
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