我が家の庭の枯れ葉 2025年11月

 

左の下腕にうっかり
ケトルの沸騰した蒸気を
あててしまったのは
10月下旬のことでした。

 

夜半だったものの
”大したことはない”

と薄いピンク色になり
固くなった皮膚の見た目から判断し
そのままにするも

翌朝、シャワーを浴びた後に
バスタオルがあたった途端に

ズリッと表皮が剥けて
アプリコット色の真皮が
露出した状態に!

 

”あぁ、やってもた・・”

といった具合に
火傷の深度を見誤った自身に
うちしがれるわけです。

 

立派な深度2の火傷なので
適切な手当は必要となります。

 

自宅ではない出先にて
スケジュールに追われていることもあり

ひとまず、持ち合わせていた
バンドエイドのキズパワーパッド(ミニサイズ)
真皮がむき出しとなった部分に貼り

衣服で擦れないようにだけ
しておくわけです。

貼っておけば自然治癒力で
傷自体が治ろうとする

あの防水使用の
キズパワーパッドですね。

 

そこは一時的だったので
仕方なかったと思います。

 

私のずぼらさが露呈するのは
その後のことで

帰宅後、皮膚科の診察を
仰ぐまでの時間のゆとりはなく

薬屋さんでそれらしい
治療の塗り薬を購入し

家にある滅菌ガーゼなどで
処置をしました。

 

最初こそは丁寧にやるも

毎日、浴びるシャワーで
その都度ガーゼの貼り替えは
面倒だなぁ・・と

生来のずぼらさが顔を覗かせはじめ

先述の傷の自然治癒を促す
キズパワーパッドの
一回り大きなサイズを購入し

買った薬を患部に塗布して
パッドをペタッと貼り
様子を見ることにしました。

 

そうは言っても
毎日濡らせば剥がれてくるので
剥がれたら交換をします。

 

だんだんと、これすら
面倒くさくなってきて

一番大きなサイズにすれば
剥がれにくいのではないか

と思い立ち

大きいサイズを購入し
貼ることにします。

 

サイズが大きいと
剥がれにくくもなり

また、衣服に隠れているとあって
多少隅っこが剥がれかけてきても
目立つわけではないので

口に出しては言えませんが
(言ってますね・・)

恐ろしいことに
長いことそのままとなります。

 

忙しさにかまけて
時が過ぎるに任せていたある日

(どのくらい歳月が経ったのかは
ご想像にお任せします)

目に入ったキズパワーパッドに透ける
患部でない部分に
白いふくらみが見えるように・・。

しかも、痛い!

 

どうやら、真皮が
見えていた部分だけでなく

その周辺の皮膚も
ダメージを受けていた部分が
あったらしいばかりか

下手に大きなサイズを
貼ったことにより

パッドに閉じ込められた
下の世界では

得体のしれないことが
生じている様子でした。

 

透けて見える部分の色が
異様に変わっていることに
素人の限界を感じ

隙間時間で
皮膚科の予約をとります。

 

とんでもないことに
なっていそうな雰囲気むんむんで
自ら剥がすことが空恐ろしく

クリニックの女医さんに
「先生、お願いします!!」と伝え

「わぁ~(えらいこっちゃ)
いうつぶやきと共に
えいっと剥がしていただきました。

 

適当な処置にも関わらず
意外や意外、患部は
回復に向かってきていたものの

パッドの接着部分下にあり
痛みを伴い始めていた
ただならぬ雰囲気の部位は

水泡ができており
ただれている箇所も・・・。

 

我ながら、己のずぼらさに
頭を抱えたくなるわけですが

自分のやったことなので
受け止めるしかありません。

 

昼休みであるにも関わらず
親身に対応くださった女医さんと
いろいろ雑談を交わします。

 

「小松さん、バンドエイドの
このタイプは

軽い傷には
もってこいの優れものです。

でも、小松さんの
今回の患部、深度2の火傷を治すには

このパッドでは
ちょっと荷が大きすぎましたね~」

 

まさにその通りです!

 

続けて、おっしゃった

「傷は、水や
外部からの刺激(擦れなど)から

守ってあげることも
大事なことなのですが

きちんと洗ってあげることも
治療の一環としては
とても大切なんですよね~」

との発言に

改めて、「そうだよね~」と
納得するわけです。

 

守りすぎることで
本来の治癒力を生かせない。

 

これは傷ついた身体に限らず
私が日々扱わせていただく
心の場合でも
当てはまるケースがあるのかもしれません。

 

防御壁のなかで
癒すことだけでなく

外界や人と触れるなかで
洗い流されてゆく(浄化されゆく)
心の膿や澱もあるのだろうな

そう感じた時間でもありました。

 

それにしても
いくつになっても
やんちゃが過ぎず

自分の身体に関しては
とかく、ずぼらになりがちな
己の行動にも戒めを覚える

よき機会となりました。

 

大事にしないと・・ですよね。
とほほ。

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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