
まだ、夜が明けきらぬうちに
家を出て向かうは
我が家から徒歩4~5分の
最寄り駅からローカル線で下る
県の北部です。
休日だからなのでしょうか。
信じられないほど
下り電車の本数がなく
ちょうどいい時間がないとあって
早朝からの乗車になるわけですが
長野へ来て
自動車免許がない時分は
私の足だった
ローカル線(大糸線)も
松本までの上りは
頻繁に使ったものの
実は、下りに乗るのは
せいぜい穂高駅界隈辺りまででした。
伝説を作りまくった
松本での教習所通いを経て
苦労の挙句に
運転免許取得してからの
運転三昧は
こちらのブログでも
随所で綴ってきた通りです。
脚が退化して蛇になる(にょろ)日も
本当に近いと思うほど
近距離でも車に乗る癖がつき
長野での日常生活で歩くことは
遠ざかりつつあります。
久しぶりに電車で
しかも、出かけたことのないエリアまで
ローカル線で遠出するとあって
昨晩からわくわくして
仕方ありませんでした。
もちろん、大切な仕事で伺う
機会ではあるのですが
タイヤ交換が間に合わず
降雪があることを懸念して
電車を選択した1時間半ほどの
ローカル線の旅は
想像以上にステキでした。
北アルプスが北へ向かうほどに
真っ白に雪化粧しており
いつもは遠くから
この氷河期の時代のような
ダイナミックな山々を
眺めていたというのに
車窓から、あるいは
駅を降りて間近で眺める
山の神々しさは
なんともいえません。
もちろん、大町辺りまでは
珈琲を飲みに
ドライブでは頻繁に来ますが
自ら運転していると
ベストショットは撮影しにくいです。
松本から下る早朝の大糸線には
4両の電車の各車両に
1人の乗客があるかないか。
しかも、私以外は
雪山登山の方々のみです。
昇ったばかりの朝陽が
霧に包まれ
里山一面には霜が降りた
白んだ世界は
何より幻想的で
美しいものでした。
以前からこちらのブログでも
「世界の車窓から」ならぬ
移動時間重視ではない
電車旅をあちこちで再びしたい
と申していたのは
10代半ば以降から
仕事で海外へ出向くようになるまでの時分に
散々、欧州各地で乗りまくった
電車旅に限らず
日本各地、県内各地でも
変わりません。
仕事のことも
しばし脇に置き
スマホもカメラ機能以外は
まったく使わず
大きな車窓からの
神秘的で美しい風景を
ただただ、ゆっくり眺める
よき機会となりました。
到着地に降り立って
こちらのブログを綴る
スタバのスタッフによると
今日は一段と雪山が
美しいそうです。
まだスキー場には
雪がない状態ですが
あっという間に
その日も訪れることでしょう。
貴重な機会に感謝しつつ
やはり電車の旅への思いは
募るばかりです。
これを機に、県内はもちろん
日本の各地へ急がず電車で
旅をしてみたくなりました。
◎写真は、動く電車の車窓から撮影したのでブレブレですが、霧に包まれた木崎湖です。続く青木湖にも湖面に白い霧が出て、幻想的な絵図を眺めることができました。
投稿者プロフィール

- こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ






