カウンセリングが終えた後
時間がオーバーして
次のセッションまで数分と
迫っていない限り
すべての枠において
必ず、来訪者の皆さんを
門先まで送りに出ます。
ある意味、そこも
お一人お一人のお気持ちに触れる
貴重な時間であるので
セッションは終えてはいるも
大切にしている
わずか数分のお時間です。
玄関先に広がる庭とは別に
植物をプランターや鉢でも
育てているので
冬以外の季節は
それらを眺めながら
時にそれら植物たちが
話題の中心になって
何気ないやさしい会話が
繰り広げられます。
カウンセリングを通して
ご自身のお気持ちを
言葉にして表出なさったことで
心に余白が戻ったのでしょうか。
人によっては一人ではない
人によっては自分は自分で大丈夫
人によってはやってみよう
人によっては話せてよかった
人によっては今の自分でいいんだ
お越しになるその時々によって
お感じになることも
それぞれに異なるでしょうけれど
空気感に安堵と余裕が
感じられるように思う瞬間です。
”本来、こんな風に笑うのだろうな・・”
そんな素敵な
素のままの笑顔を目にし
こちらも幸せな気持ちになります。
玄関先に、何度も枯れては
復活する花ばかりを飾るので
家族には、「もっときれいな
見栄えのする花々を買って
植えたり、飾ればいいのに・・」
と呆れられたりします。
でも、枯れても根腐れしても
何度でも生き返る
逞しい植物の姿を
ご覧いただく方が
私としては
うれしく思ったりします。
たとえ打ちのめされても
何度でも立ち上がる
私たちの心そのものに
似ているように
感じるからなのでしょう。
門先まで続く庭には
季節の蝶やトンボが花と戯れる様子が
目立つようになりました。
歩み去るお一人お一人の
心内を知ることもなく
今日も、秋空の下
円舞を繰り返しています。
◎裏庭の大きな株の紫陽花に、一つだけまだ青い花が残っています。遅く咲いたのかわかりませんが、形はそのままに枯れたり焼けた花殻をつけたままの株ですが、青い花が咲いたままの一部だけ、スポットライトを浴びたかのように目を引いています。
投稿者プロフィール

- こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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