白いバラ一輪 2025

 

”ジューンブライト”

そんな言葉が似合う季節です。

 

濃さを日に日に増しゆく
グリーンに白い衣装は
映えることでしょうね。

 

ブライダルに限らず
清いほどに白いものが

花であれ、衣装であれ
建物であれ、車であれ

引き立っては清々しく感じる風景が
あちらこちらに広がっています。

 

私たちの心も、常々
そんな風に清く、真っ白であれたら
いいですよね。

 

そうはいっても
日々、いろいろなことが
生きている限りは起こるとあって

真っ白、それこそ純白で
ありたかった心は
たちまちどす黒く染まり

怒りの炎まで
燃えたぎっている・・。

 

そんなご自身の心を
眺めるたびに

イヤになって、責めたくなって
嫌いになって、落ち込んで・・

 

でもね、あんだよ(あるんだよ)。

 

常日頃から
どんなきれい事をのたもうてる
人々にだって

生きた感情を持ち供える
人間である限り

あんだよ、ウソ偽りなく
どす黒くなる瞬間っていうのも。

 

時に瞬間どころか
長期間に渡り

もうその色しか
ないんじゃないかってくらい

どす黒い色に
心の中が染まりきることも。

 

それでも、私たちは

清らかな白さと
濁って暗い色とを

心の中で瞬間、瞬間

常に心電図の針みたいに
どちらをも行き来し
拮抗させながら

少しでも白さを保っていたいと
願っては

そのように心を鍛錬し
生き続けているのでしょう。

 

どれだけ
嫌がったって、自分を責めたって
落ち込んだって

あるもんは、あんだよ。

 

あって、当たり前なんだよ!
生きているんだから。

 

白さも、どす黒さも
どちらもあって

私たちは完璧な存在なんだよ!

 

自分の心は白だけだと
思い込んでいるような

自らを眺める力のない
心が未成熟な

”とっつぁん坊や”
”嬢ちゃんおばはん”

を目指さずに

もがいて、もがいて
これでもかともがき続けて

本物になってゆくことだと思います。

 

 【学生カウンセリング・こどもカウンセリング】

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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