病気になったり
何かしら胸が詰まるような苦しみがあり
食事が喉を通らない
そんな経験を一度でも
経験なさったことがある方々は
口から食事を摂る
ということの大切さを
いっそう強く
感じていらっしゃるのかもしれません。
我が家でも
今冬から春先にかけて長く
入院した家族を抱えましたが
患った疾患の病状以上に
頭を悩ませたことは
入院を機に、ほとんど
食事を摂ることができなくなった
という点だったかもしれません。
栄養士さんはじめ
院内の専門家が集まり
あれこれ手を変え品を変え
工夫を凝らして
力を尽くそうとしてくださるも
当人がまるで食べ物を
口にしたがらないとなると
完全にお手上げでした。
平日のほぼ毎日
午後の限られた2時間の
面会時間に松本市内まで
病院から持ち込みの
特別許可をいただき
本人が希望した
りんごをすりおろしたものを
タッパーに詰めて持って行くことを
重ねた日々が懐かしいです。
点滴や栄養素の入った
補助的なドリンクも
時に回復の助けとなり
大事な役割を果たしてくれる
こともありますが
やはり、私たち人間には
口から身体をつくる
栄養素を摂り入れることが
何より大切であることを
退院してしばらくも
同じ状態が続いたものの
最初は、例えスープだけでも
口から食事を摂るようにさせると
めきめき回復していった
家族を眺めていても
改めて、実感を伴い思い直します。
食の嗜好は、お一人お一人
それぞれかもしれません。
何を好んで食すかはともかく
いずれにしても
口から食物を入れて
自ら噛み砕いては
(そう、噛むことも大切!)
体内で栄養素に変えてゆく
私たちの身体の機能が
なくてはならない
大切なものであることを
身にしみて
見直す機会となりました。
普段は何の気なしに
当たり前のように摂っている
毎度毎度の食事も
食べたくない
食べられない
そんな経験を一度でもすると
当たり前ではないことに
気づかされたりします。
私たちの身体の精緻な
メカニズムは
一つ一つの生命体を
機能させるために
日々、相互に連動しては
様々な働きをして
生命の維持を助けてくれています。
これから、暑さが増してくると
食欲が落ちがちという方々も
いらっしゃるのかもしれません。
毎食、毎食を
食事の内容はもちろん
誰と、あるいは
どんな風に食すかも
ご自身の状態に合わせて
上手に工夫を凝らして
身体の機能を健やかに
動かし続けるために
大切な栄養素の数々を
日常の食事からしっかり
摂っていらっしゃれますように。
◎お肉が嫌いな方はスミマセン!私は肉好きなので、「暑いとやっぱりお肉だね!」でしょうか。分厚いステーキも、ガッツリいただきます。
投稿者プロフィール

- こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
-
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
最新の記事
こころ2025年5月25日「今」を生きる
食べて癒す2025年5月24日口から食物を摂るということ
大切なこと2025年5月23日人生の主役と名脇役たち
ハーモニー2025年5月22日身体の内と外とのバランス