寝覚めの床 石清水

 

先ほど、昼休みに聴いた
ニュースでは

九州南部地方は
梅雨入り宣言が
なされたようですね。

 

安曇野も未明辺りから
呆れるほどよく降る
週末を迎えています。

 

午前のセッションが
終えた時点で

来訪者がお帰りになる
そのタイミングに
合わせたかのように

雨が一旦は小降りから
小休止していたのですが

その瞬間の庭の緑の
美しいことと言ったら・・。

 

とりわけこの時季の降雨は
あらゆる植物にとって
さらなる成長のための大切な恵み。

 

その葉や枝先、あるいは花弁に
光る雫を携えた
様々な色味をした木々や草花が

それぞれに内包した
命の輝きに溢れている

そんな気がしてくるような
5月の風景です。

 

明るい陽射しに照り映え
雫が、まるで宝石のように
光る様子はもちろん

厚い雲に覆われ
太陽の陽射しはなくとも

雫そのものが
強く光輝く様子

どちらにも

私たち人間の姿を
重ねてみたりしています。

 

明るい光が
私たちの周囲に
あろうが、なかろうが

どのような状態、状況にあろうとも

私たちに生命がある限り

個々の生命が
内側から放つ本物の輝きは
何にも劣らない。

そんなことをも感じた瞬間です。

 

昼休みを終えて
午後一の枠に戻ろうとする際の
窓の外には

再び大きな轟音を立てて
大地に射し入るような勢いで
雨が降り注ぐ景色がありました。

 

そして、その枠を終える時分になると
雨は本格的にあがり

まるで来訪者の笑顔と
重なるかのように

窓外の庭の木々に
眩いばかりの陽光が射し入り

新緑があらん限りの光を放ち
耀いています。

 

様々な季節はあれど
雨の日や梅雨の時季も

太陽の陽射しと同じく

生命あるすべての存在にとって
大切な生育のための時間。

 

それは、私たちの心にとっても
同じなのでしょう。

 

暖かな陽射し(例えです)に見舞われる
日々だけでなく

それ(人生で起きる出来事が)が、たとえ
どしゃぶりだろうが
小雨だろうが

すべては心の土壌に
さらなる
潤いと豊かさをもたらし

進化してゆくための
大切な栄養分を含んだ雫として
時折、降り注いでは

お一人お一人の心を
大切に養い育んでいる

そんな気がしているのです。

 

◎写真はGWに訪ねた『目覚めの床』へ向かう途中に眺める石清水の渓流。新緑とのコントラストがこの季節ならではの清々しさですね。

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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