お一人で
相談にお越しになる皆さんも
ご夫婦やカップルで
相談にいらっしゃる方々も
最初は、起きた出来事を中心に
ご自身の中で生じた
モヤモヤやざわざわを
まずは言葉にして表出なさりに
いらっしゃることが多いでしょうか。
問題は、起きた出来事に
関わる人々だったり
その出来事自体にあると
思っていらっしゃる。
もちろん、その通りのこともあるでしょう。
けれども、聡明な皆さんは
どこかでは気づいているはず。
誰かや何かを責めたい気持ちと
同じくらいの割合で
虚しさ(空虚感)や戸惑いが
そこに同居していることを・・。
話をしてゆくうちに
主訴だと思っていたことが
実は、そこは本質ではなく
行き場を失ってさ迷い続ける
ご自身の心、そして
個人としての人生の行方
本当の気持ちの扱い方
だったりすることも多いです。
これがパートナーとの関係について
いただくケースですと
誰かとの関係を通して
苦しくて仕方がない
ご自身を振り返った際に
関わる相手に、ただただ
ぶつけるしかなかった思いと
表裏一体でそこにある
「私」自身について
何をどうしても埋められない穴や
充たされない思いがあることに
気づかれてゆく。
気づいたその穴は
実は、パートナーとはいっさい
関係ないということも
多かったりします。
本当はどうしたい?
本当はどう生きたい?
「今の私」で、できることは何?
どうしたら「私」は私らしく輝くのだろう?
本当の「私」ってどんな人?
”ほんとうはそこじゃない・・”
とお話なさっている
ご本人の心の声が聴こえてくる
そんな気がすることも。
きっかけは何であれ
いくつになっていようが
何かしらの心の疼きを
奥底から感じたのなら
まずは他でもないご自身が
疼きの源をしっかり見つめたうえで
知り得たことを携えて
これからご自身が
どうなさっていらっしゃりたいのか
時間をかけてよいと思いますから
自らへの問いかけを投げ続けては
できるところから一歩を踏み出し
動いてみることなのかもしれません。
当方は、多くの場合
お一人お一人にお会いしてすぐに
その本質的な部分を
見抜いていることが多いです。
ただ、私からはそこを指摘いたすことはありません。
ご自身が
その疼きや充たされない思いに
自ら気づくことが
何より大切だと考えているからです。
ただ、同時にお一人お一人の備え持つ
潜在的な可能性や
見え隠れする資質についても
鮮明に見抜いていますから
「こうしていきたい」
とご本人が声を発した瞬間から
その方が問答を繰り返しながら
自らの天命に近い
心から望む方向へ歩みを進める
お手伝いをさせていただいています。
疼きや虚しさを認め
「何を?」を見つけるまでには
相当な時間を要すことが
ほとんどです。
一生のうちで
「ここだ」と心から思えるものを
見つけられている方々が
どれだけいらっしゃることでしょう。
だからこそ
ここまでは思いもしなかったけれど
ある出来事をきっかけに
これまでの歩みに
違和感や窮屈さを覚えることができ
本当の私って・・と
気づきから一歩踏み出して
自分を知る旅を始めたご自身に
誇りと自信を持って
ご自身のペースで
歩みを進めていただきたいと
思っています。
言い換えれば
苦しいと感じた出来事は
どれもこれも
ご自身に内在する
あらゆる可能性に気づく
または
本当のご自身が求める
ご自身の活かし方に気づく
大きな大きな機会とも
言えるのかもしれません。
俯瞰する立場の私には
お目にかかった瞬間から
感じ取れたり見抜けていた
その方にしかない
優れた資質や天賦の才
そして無限の可能性を秘めた
様々なポテンシャルを
何に気をとられることなく
どうぞ大切に育んで
世の中に
(ご自身の大切な方々をも含めた周囲にも)
思い切りその力を
還元していらしていただきたいと
思っています。
◎5月のGWが明けても、まだ八重桜が最後の美しい姿を見せていた国営アルプスあづみの公園。ぽんぽんとふっくらした咲きっぷりに心が和らぐ気がします。
投稿者プロフィール

- こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
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