10代~30代時分の私は
日本各地に
桜が溢れる季節になると
鳩居堂さんの葉書や
桜を思わせる和紙の葉書などを
バッグの中に携えては
たとえ半日であっても
一人はもちろん
仲間や連れと桜を愛でに
出かけた旅先から
ふっと思い浮かぶ
何人かの親しい友人や家族に
桜から得たエネルギーを
共に分かち合うような
メッセージを綴っては
送っていたことを思い出します。
それほど、桜が
私自身にとっては何か特別で
咲き始め~散り際まで
どの瞬間を切り取っても
眺めることそのものが
たいへん意味ある
時間だったのでしょう。
今現在は、ありがたいことでもありますが
盛況な仕事が中心の毎日とあって
近場の桜を眺めるのでさえも
「えいっ!」という
ある種の思い切りが必要です。
それでも、桜に焦がれる
特別な思いはやまず
各地の桜情報を耳にしては
そわそわしています。
桜が咲いている時季に
あえて旅に出かけることは
長野に来てからの生活では
なくなっていましたが
久しぶりに日本各地を
あちこち訪ねては
その地域ならではの桜を
味わいたい気持ちもあります。
一人で気楽に・・というよりは
今年になってから
家庭内の環境の変化も
いろいろあったことから
家族と眺めたい気持ちが
今は、強かったりするかもしれません。
桜はもちろんのこと
季節そのものも
それを眺める私たち
一人一人の気持ちなど
まるで何も知らないかのように
今日もただ、自然のサイクルに従い
己の生命を廻らせ続けています。
投稿者プロフィール

- こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ