”こんな「私」でありたい”
もちろん、私たちは日々
ある種、目指したい自分像を掲げ
生きているところも
あったりするのかもしれません。
ただ、 ”こうありたい私” から
大いに乖離した「私」を
自身の内部に
見つけることもあって・・・
俯瞰している立場からすれば
それは人間である
私たちにとっちゃあ
至極当たり前というか
むしろ自然で健全ともいえる
状態なのでしょう。
何度もしつこく
この公式サイトのブログでも
吠え続けてまいりましたが
陰と陽、どちらをも抱き合わせて
初めて完全な存在である私たちが
そもそも、どちらかだけに
傾いた状態のまま
存在し続けるわけはない
そんなところでしょうか。
一時的にそのような時期が
歳月の長短問わずあったとしても
どちらもあることを
自ら腑に落としこんだうえで
日々、進化し続けているのが
我々人類だからです。
かつての私にも
自らの内なる世界にある
陰の存在を認めることができない
そんな時期がありました。
あえて言うならば
陰の存在があることは
漠然とわかっており
認めてもいた・・
けれども、ありとあらゆる
様々な経験は重ねていても
わざわざ内なる「陰」の存在を
強く強く、それこそ
世界が陰に染まり尽くすほど
意識せざるを得ない
壮絶な体験をまだしておらず
人生のある時に
初めて、しかもまとめて一気に
遭遇する数々の難関を前に
どうしても「(陰は)ない」と
自他共に対して
言い聞かせ続けなくてはならない
そんな時期を過ごしていた
とも言えるのかもしれません。
そうでもしなければ
己を保てなかったのだと思います。
当時の私には解りようが
なかったのかもしれませんが
ある長い期間を経て
身をもってそこを体験し
己の未熟さに気づかぬ
そこまでの時間と
そして、ストンと
腑に落ちて気づいた瞬間との
双方を体感を通して
身に刻んだ時期のことを
今でも昨日のことのように
覚えています。
「陰」が己の内にあることを
認めるかそうでないか
から始まって
認めたその存在を
どうしてゆきたいのか
に至るまで
目の前のクライエント様たちと共に
お一人お一人の大切な人生の岐路を
皆さんの語ることはもちろん
内側から彼らの心が
言葉でなく発してくる声をも
聴き取り、酌み取りつつ
今日も伴走しております。
投稿者プロフィール

- こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
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