ファインビューのぬいぐるみたち

 

昨日は別のテーマで
綴っていたので
一日遅れの発信となりますが

タイトルからもお察しの通り
本日は、先月28日をもって
休館となった「帝国劇場」と
ミュージカルについて。

 

自他共に認める
熱烈なミュージカルファンの知人から

ずいぶん前に、そして
ここ2月に来て
お会いする機会、毎回のように
同劇場の休館の話を聞いて

「あぁ、そうなんだね~」と

当時の幸四郎さん(現財の松本白鴎さん)主演
『ラ・マンチャの男』は何度
足を運んだことか・・と
しみじみ思い出してみたり

その他、いくつもの
素晴らしい作品を
観劇した時間を振り返り
(特にもう一度学生に戻るまでの10代~30代)
感慨深く思うも

実は、私は
決まった演目は観るけれど
ミュージカル全般が
ものすごく好きで好きで・・

というわけではなく
ましてや、知識は乏しく
詳しくもなかったりします。

 

学生時代にやっていたのは
英語劇だったので

若い時分に、映画同様
観て観て、観まくったのは

音楽と共に
歌って踊りながらセリフを言う
ミュージカルではなく

役者や演出家が
有名、無名問わず
プロ、アマ問わず

あらゆる劇場で催されていた
芝居ばかりでした。
(招待も多かったため)

 

また、ミュージカルよりは
日本の伝統芸能(お能や狂言)や
バレエなどが

クラシック音楽をはじめとする
各種生演奏のコンサートやライブ同様に
頻繁に足を運ぶ文化活動の中心でした。

 

気に入った作品があれば
ミュージカルを観る。

こんな感覚だったと思います。

 

件の知人が帝劇の特別配信について
熱く語ってくださるので

それなりに気になっていたら
ちょうど28日に

テレビの地上波で
日テレさんが帝劇の休館に際し
ミュージカル音楽を中心に
特集を組んでいたので

録画しておいたものを
一昨日の深夜、昨日の朝晩と
聴きながら
事務仕事をしておりました。

 

綴ったような浅い関わり方
だったにも関わらず

音楽を聴いていると
観た作品はリアルに
その空気感を思い出しますし

足を運んでいた当時の
一回一回ごとの帝劇の匂いまで
思い出すような気分でした。

 

帝劇から少し離れた余談ですが

かつて会社勤めをしていた時代に
同僚たちとミュージカルの話を
したことがありました。

 

なかでも先輩格の女性が

「なんでセリフを言うのに
クルクル回りながら
”愛してる~♪” って
言わなきゃいけないのか
まったくわからない!!!」

と言っていたことを
リアルに思い出しての
本日のタイトルでございます。

 

そうかと思えば
子供の頃からミュージカルに
たいそう親しみ

音楽を聴くと

身体が自然に動き出し
口からは勝手に
歌やセリフが漏れるという

学生時代の仲間もいます。

 

それこそ、好きもそうでないも
人の数だけあるのでしょうが

私は、嫌いではないけれど
さほど馴染みがないと感じていた
ミュージカルが

実は、子供の頃から
(『こども劇場』というサークルに入っており
あらゆる生の劇をかなりの頻度で
定期的に観劇する環境にありました)

身体の随所に
染みこんでいることに
気づかされた機会でもありました。

 

10代の学生以降は
まさに、帝劇で
その感動をいただいていたことが
多かったのですね。

 

音楽に乗って心や身体を開く。

ほんとうに素晴らしいことなのでしょうね。

 

帝劇が既に休館となってしまった
このタイミングになって
慌てて淋しさがこみ上げてきて

「もっと観ておけばよかったな」と

ささやかな後悔を抱いている春先です。

 

もちろん、日本各地
帝劇以外の場所で

ミュージカルそのものは
たくさん公演しているのですから

これを機に
楽しんでいってみたいと
思っています。

 

生の舞台、なかでも
ミュージカルを心から愛する皆さんの
人生に ”それ” があることの
喜び、高揚感や幸せ感が
少し想像できるような
思いのほか感動した特集でした。

 

そのうち、遅れ馳せながら
感化された私が

言葉一つをしゃべるのに
歌って、踊りながら・・
となるのかもしれません。

 

でも、そんな風になれたら
ちょっと素敵だな
とも思っています。

 

◎写真は、今春卒業し名古屋へ帰ってしまう姪っ子の引っ越しで大変な中、一時、お預かりした末っ子くんと夜半に日帰り風呂に出かけた夜景のキレイな地元の温泉宿『ファインビュー室山』さんのロビーにいた手製のくまさんたち。

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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