まる山の立春饅頭

 

「立春」が過ぎたものの

寒波到来と注意喚起を告げる
各種気象ニュースを目にするたびに

心は春を求めれど
現実は、真冬の真っただ中にあることを
思い知らされる気持ちです。

 

週末、埼玉県内まで
大事な仲間のコンサートに
伺わせていただくとあって

雪で高速が
通行止めにならないよう
願うばかりです。

 

数年に一度の強烈寒波との
ニュース番組のテロップに

身は縮まる思いがしますが

それでも、既に1月うちから
寒さが緩み一日だけ
暖かくなるといった
三寒四温の感覚をも得ており

”この冷え込みすらも
春へ向けての
通過儀式のようなもの”

と思えるようになっています。

 

以前から何度も綴ってきた

行きつ戻りつしながら
痛み(傷み)を覚えたり
自らを、備え持つ力を
信じられなくなった心から
だんだんと回復してゆく

そんな、心の寛解へ
向かってゆく過程を

この時季の
気候の移り変わりに重ね

改めて、感慨深く思っています。

 

立春を迎え
改めてここ1ヶ月を振り返ると

日の長さをはじめ
目にする植物の種類や
その芽吹きや開花など

寒冷地でありながらも
その凍てついた大地の中や
凍り付いた植物の内部に

確実に春が訪れていることを
感じています。

 

毎年のことですが
今日は暖かいなと思うと

翌日には再び
寒さの谷底に突き落とされたような
冷え込みを経験し

”身体は収縮と弛緩を
繰り返している!”

そんな気持ちにすらなってきます。

 

一足飛びに春に向かわないところが
もどかしい反面

春を迎える自然の摂理
大切な過程でもあるような
気もしています。

 

春が訪れるまでの過程は
どこか、私たちの心にも似ていて

好いことがあって
ウハウハしたと思えば

気落ちするようなことが生じたり

あるいは、辛さや
不具合を感じていた状態が
ずいぶんと回復し
善くなってきたかと思えば

再び突き落とされるような
苦しみがどこからともなく舞い戻り
低迷するような気分になって
もどかしさだけが募る。

 

まさに、行きつ戻りつ。

 

時に、焦って苛立ちを覚えたり
歯がゆくて
二度と明るい光の世界は
来ないんじゃないかと
疑ってみたり・・。

 

自然界と人は、似ています。

 

季節が移ろう姿は
そのまま陰陽を心に抱き
それらの拮抗を感じながら生きる
人の日々のバイオリズム
そのもののように感じることも。

 

一足飛びに春に向かわない
もどかしささえ覚える
三寒四温
まさに、行きつ戻りつ。

 

本来は、それこそが
自然のリズムに適った
本当の雪解けなのかもしれないなと

日々、多くの皆さんと
接しながら
確信めいた何かをも感じさせて
いただいています。

 

春、遠からず。

今日も、このかけがえのない
冬の一日を
大切に過ごされますように。

2023年2月4日 本ブログ『春までの行きつ戻りつ(心の雪解け)』より

 

目に見えずとも
万物は巡っていますから

どうぞご自身のペースで
確実な歩みを
進めていただけますように。

 

三寒四温・・

季節はもちろん心への
春の到来がいっそう待ち遠しい
真冬日の一日です。

 

◎写真は、地元の和菓子屋さん「まる山(丸山菓子舗)」さんの立春のお饅頭。ヨモギが香る品のよいお饅頭で美味しかったです。ご馳走様でございます。

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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