先日訪ねた、日頃から
お世話になっている薬局で
満開であるかのように
花をつけた「金のなる木」と
出逢いました。
金のなる木そのものは
あちこちで見かけますが
こんな愛らしい花を
つけているタイミングよりは
肉厚な葉っぱが生い茂る
そんな姿を眺めることが
多い気がするので
「わぁ、珍しいなぁ」
という感じでした。
薄ピンクの小花が
何ともいえずに清楚で
花言葉である
・一攫千金
・富
・不老長寿
といったストレートな言葉が
ピンとこない気もします。
唯一、 ”幸運を呼ぶ”
という花言葉は
うなずけるでしょうか。
種類にも拠るのでしょうが
植物がのびのびと育ち
花や実をつけるには
植物と一言で言っても
自然界にあるものは
もちろん、その生態系や
生育環境の掟に則り
また、観葉植物のように
人の手が必要なものは
手間暇かけられ
大切にされているということが
関わっているように思います。
だからこそ
こうして花を満開に咲かせている
様子を拝見するだけで
置かれた場所そのものが
気の流れがよく
そこに住まう、あるいは集う
人々の柔らかな空気感と
大事にする思いに包まれて
育ったのだろうな
思わずにはいられません。
それこそが、まさに
「幸運を呼ぶ」
なのでしょうね。
昔、一時だけ世話になった
ピアノの先生が
「(演奏会などで)花をもらっても
僕の家は生花も鉢植えも
すぐに枯れてしまうから」
と言っていたことを
思い出します。
花をよく知らない
または、男性だからといった
性別などはいっさい関係なく
きっと住んでいる部屋だったり
日々、彼自身が
無意識に放っている気が
好くないものだったんだろうなと
実は、当時も、今も
私は思っています。
植物というのは
とても正直で
今、ここにある気
自らが置かれた場所の気を
そこに住まう私たちと
共有しながら全身に巡らせ
植物としてのサイクルを
巡らせているなかで
好い気に触れれば
繁茂したり、回復したり
そうでなければ
枯れてしまったり
廻らなくなったり
とてもわかりやすく
示してくれるように感じています。
いつもお世話になる
冒頭の薬局の
スタッフさんたちを眺め
なるほど・・と
放たれる空気の柔らかさをもって
わかる気がしました。
金のなる木とは
それを部屋にポンと置けば
何はせずとも幸運になるのではなく
植物を大事にできる家々が
そもそも幸運になる資質を
元から持っている。
そんな気がしています。
それにしても愛らしい花でした。
眺めている訪問者さえ
幸せのおすそ分けをいただいた
そんな気がするのです。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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