タイトルでは「どんど焼き」と
うたいましたが
実は、ここ長野県は
松本市や安曇野市をはじめ
近隣町村を含めた “中信地方”
と呼ばれる地域では
「三九郎」という呼び名で
この「どんど焼き」の
行事が行われています。
「どんど焼き」そのものは
北海道から沖縄まで
1月1日元旦の
大正月に対して
15日の小正月に
お正月飾りやダルマさん
また子供の書初めなどを
火に燃やし
新しく迎えた一年間の厄払いをし
無病息災(ほか)を願う
火祭りの一つ
季節的な伝統行事ですね。
この連休中辺りから
国内に住まう皆さんの
お住いの地域でも
そろそろ地域の子供たちが
お正月飾りを集めに来たり
持っていきやすいように
門先に出しておくような時期を
迎えていらっしゃるかもしれません。
我が家でも慌てて
まだ一部飾ったままだった
お飾りを外し
まとめて出しておきました。
住まう地域では
子供たちの都合もあってか
本日の15時からだったようです。
安曇野のような田園地帯では
火を高々と燃やしても大丈夫な
田んぼの中で行うことが多いですが
住宅密集地や市街地などでは
河原や安全で広域な場所を選んで
行われているようですね。
まゆ玉というのも
この地域では作って
「どんど焼き」ならぬ「三九郎」で
一緒に焼いて食べたりします。
まゆ玉とは米粉で
お蚕さんの繭に似せた
玉を作って
柳の枝に差したものを
お正月に飾り
繁栄や無病息災、商売繁盛を願う
縁起担ぎの手作りの飾り物です。
これも地域によって特性が
あるのかもしれませんね。
この辺りでは
食紅などでまゆ玉に色をつけて
色彩豊かにしたものも目立ちます。
もう数年前になるかと思いますが
一度、松本市の中でも
山奥にある地域(入山辺という地域)の
大きな火祭りに
呼ばれたことがあります。
見慣れた三九郎とは
また異なり
田んぼの中で焚かれた三九郎の
骨組みといいましょうか骨格が
やたらに大きく
見事な火祭りだったことを
よく覚えています。
何よりも近所のお寺さんで
振舞ってくださっていた
粕汁が美味しくて、美味しくて・・。
冷え切った身体を芯から
暖めてくれるようでした。
つい昨日の鏡開きに
お正月のお餅を
お汁粉にしたかと思えば
明日は成人の日です。
お正月が明けてから
早くも2週間近くが過ぎ
着々と時は進んでゆきます。
いよいよ本格始動した
2025年が
皆様にとっても
無病息災はもちろん
多幸に恵まれた
素晴らしい一年となりますように。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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