軽井沢の雲場池

 

久しぶりに朝から
柔らかくて暖かな陽射しが
地上に降り注いでいます。

 

一気に冬へと突入したかのような
陽気が続いていたなか

こうした一時停止さながらの
おひさまの温もりを
しみじみ味わう時間があると
ほっとして安心する気持ちになります。

 

これからの季節は
わずかな陽射しが貴重となり

私たち人間の身体も
動植物たちにとっても

生命を健康に維持するための
欠かせない要素であることを
改めて思い知る時間にも
なってゆくことと思います。

 

何度もこちらのブログでは
綴ってきましたが

当たり前というものは
本来、何一つ存在せず

私たち、そしてその日常を
取り巻くすべてのことが

奇跡のような巡り会いや
絶妙なバランスで成り立っています。

 

感謝をし始めると
すべてが感謝の対象となりうるのは
それ所以なのだと思うのです。

 

家族で出かける機会も
おかげさまでそれぞれが
個々の持ち場で活躍しているとあって
叶うことが少なくなってきます。

 

これは、おそらくお読みいただく
皆さんのご家庭でもその通りで

年齢や健康状態だったり
それぞれの自立によって

あるいは、その都度変わる
取り巻く環境や事情により

この先もずっと
こうあるはず・・という
絵図そのものが

実は、非常に限られた時間
または貴重な機会だったりするのでしょう。

 

仕事の合間に紅葉を眺める
家族の後ろ姿を眺め

「また来年ね!」があるのかどうかを
ふと思う時・・。

今、この瞬間を真摯に
そして大切に生きることに
はっと目覚めるような気がします。

 

真夏の盛りには、あれほど
苦痛にすら感じた
ぎらつくような太陽光が

季節が移ろえば恋しくて、恋しくて
その大切さを身をもって感じる。

 

私たちの毎日も
本当は奇跡の連続なのでしょう

 

今、目の前にする
私たち一人一人にとって大切な人々が

ずっと同じ姿で語ったり
笑っていることはなく

時の経過と共に
相手も、ご自身も

お互いが否応なしに
変貌してゆきます。

 

当たり前だと感じるものほど
感じられなくなった際の
喪失感はとてつもなく大きく・・。

 

当相談室でも
毎日のように相談が持ち込まれる
近しい関係性だからこその
衝突やいざこざを通して

泣きながら大げんかしようが
言い合ったり罵り合おうが

それすらも、生きて感じ合える
お互いの存在があってこそ。

 

だからこそ
今を生きる、この大切な
瞬間、瞬間を

どうか、とことん感じ尽くして
味わい尽くして
いただけたら・・
とも思うのです

 

◎写真は、軽井沢ではお馴染み、雲場池。訪れているのが中国人ばかりで賑やかに埋め尽くされている昨今の様子には驚きますが、歳月を積み重ねいつ訪ねてもやはり、季節の移ろいを(人工池ではあるものの)その湖畔から感じやすい場所ではあるかもしれません。

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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