当相談室に、一度でも
対面でご来所いただいた皆さんですと
本日のお話を読んで
「あ~、そうだったのね~」
となんとなく気になっていたことが
ストンと落ちたりするのでしょうか。
座る位置というのは
私たちが思う以上に
心理面、とりわけ
”安心感” と繋がっていたりします。
学校や職場といった
何人かで活動する機会が多い
日常生活のなかで
例えば会議や食事の席などが
わかりやすいかもしれません。
どうしても苦手だと
意識してしまう相手や
緊張を覚えてしまうという
相手がいらっしゃる場合
そうした場面であっても
本来のご自身を発揮して
堂々と発言をしたり
話し合いができる
和やかな空気感の中で
食事や集った方々との会話
ひいては、その場そのものを
少しでもリラックスして過ごせる
そんな手助けとなるのが
座る位置だったりします。
苦手意識がある
緊張してしまうそんなお相手の席の
すぐお隣に席をとることが
最も安心することは
よく知られています。
あるいは、どの角度でもよいので
相手からすると斜前の席に
腰掛けていただくことも
次いで、安心を覚えやすい
場所取りだったりします。
真正面に席をとることは
緊張を覚えたり
苦手な方に対しては
避けられるとよいかもしれません。
かえって緊張が強まったり
居心地悪く感じたり
相手によっては
ケンカになりやすい
そんな位置にあたるためです。
当相談室において
私は初めてお越しになった方々が
向かい合うソファの
左右どちらに座るかを見定めて
その場所から斜めの位置に
座るよう心がけています。
人によっては
「あれ、なんで小松さんは
真正面に向き合わないんだろう」
そう思われる方々も
いらっしゃるのかもしれませんね。
位置は斜めの席でありながら
顔はもちろん、膝やお腹は
お相手の身体正面へ向けて
座っているので
確かに不思議に
思われるかもしれませんね。
これも、すべてのクライエント様が
そうとは限りませんが
お越しになられた時空間で
第三者にご自身の心内を話す
という見えない部分で
生じているであろう
心の負荷を
少しでも和らげようとしている
といったところでしょうか。
座る位置ひとつのお話ですが
安心を覚えていただくための
小さな小さな
工夫ともいえるでしょうか。
◎写真は、芋尽くしのパフェ。配置によって、見え方も変わるもんですね。紫芋のアイスがこれでもかと詰められた蒸かし芋をカットしたものや芋のクリームと絶妙な美味しさを醸しています。秋ですわよ~。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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