以前から何度も
こちらのブログには綴ってきましたが
現在住まう長野の我が家の照明は
全体的に暗いと思っています。
当相談室の部屋もそうですが
橙色のぼんやりとした
灯りの点り方が多いでしょうか。
家屋が半端なく古いこともあり
そのバランスをとるように
煌々とした明かりは
一部の部屋を除き見られません。
そのせいもあってでしょうか。
外に出て、どこにいても
橙色の灯りに
ほっとすることが多い気がします。
先日、夏の終わりに
大切なお届け物があり
親戚が住まう大好きな奈良井宿まで
出かける機会がありました。
ちょうどその日の17時の枠の
クライエント様が
当日の深夜に
お仕事のご都合で変わったこと
その次の枠の開始が19時でなく
20時からだったこともあり
運転して1時間と少しかかる
木曽路まで
車を走らせることができました。
クライエント様に
「いつ、休んでいらっしゃるんですか?」
と訊ねられることも多いですが
こうしたちょっとした隙間時間が
2時間もあれば
リフレッシュできる方法は
いくらでもあるわけです。
夕暮れ時の宿場町は
台風の影響なのでしょう
普段であれば遅い時間まで
大いに賑わうであろう
目抜き通りには
そこに暮らす住人のご近所さん同士が
夕涼みする姿を見たくらいで
静かな夏の終わりの光景が
広がっていました。
人がいない宿場町の黄昏時に
温かな灯りが点る様子は
たいへん幻想的です。
写真では通りに沿う
街全体を撮しきることが
容易ではないのですが
家々の軒先に灯る
ランタンのは柔らかな橙色は
住まう人々がある街中でありながら
不思議なほどの静寂のなかで
夏の終わり
そして
一日の終わりを
告げているかのようです。
どこか淋しさをも伴う
夏の盛りを過ぎた街の
薄暮の風景が
やさしくじんわりと胸に染み入る
2024年晩夏でした。
皆さんの胸にはどのような
過ぎゆく夏の思い出が
よぎっているのでしょうね。
素敵な秋をお迎えください。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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