私たちが泣きたくなるのは?
悲しいとき
うれしいとき
辛いとき
悔しいとき
痛いとき
また、誰かや何かに感動したり
共感したとき
あくびをした時(ん?)
などなど
様々なシーンが目に浮かびます。
最近、ちゃんと泣いていますか?
意識して泣くこともあれば
思いがけずに零れ落ちる涙もあり
その涙には毎回たくさんの
言葉にならない思いが乗って
頬をつたっています。
当相談室は、もちろん
涙に限ったことでなく
怒りや悲しみを忌憚なく
感じたそのままに
表出していただけるよう
ご来所くださる皆様には
日頃からお話しています。
出る必要があった感情や
思いの乗った涙なので
抑えることなく
激しく、そっと、気づけば
頬をつたう・・など様々に
溢れるままに任せて
そのまま
お話を続けていただいています。
ずっと気丈な姿を見せていらした方々が
帰る間際の何気ない会話
あるいは雑談で
ふと、思いがけずに
涙を流されることもあります。
ある時、太鼓の話をしたことがありました。
近所のどこからか
太鼓を叩いているような
一定のリズムの
心地よい音が聴こえた途端
ご趣味のパーカッションの話を口にされ
太古から私たち人間には
国や地域、人種を越え
打楽器の響きとリズムに
細胞が心地よさを覚えやすい
傾向がある
ということを私からも
お話をさせていただきました。
古の、まさに安心を覚える
肉体を離れた魂の故郷とでも
いうのでしょうか。
まるで
人間になる前の記憶までも
呼び覚ましたかのように
打楽器、とりわけ太鼓の響きは
原始的な記憶(本能)と生命力を
呼び覚ます、と識者から
伺ったことがありますよ
といった感じでしたでしょうか。
これまでずっと努めて
抑えていらしたのでしょう
けれども、なんとも
やさしい、やさしい表情で
堰を切ったように
涙があふれ出たこともありました。
涙の意味は、あえてつけなくとも
よいように思っています。
ただ、流すことで安心を覚え
目覚める感覚や
取り戻す本性も
きっと、私たちにはあるのでしょうから。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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