”かつて” は考えずに
できていたようなことが
何かをきっかけに
できなくなってしまった。
不安、焦り、怖れ
もどかしさ、歯がゆさ
時に、できないご自身を
責めてしまう・・
なんてことまで。
経験をなさった方にしか
わからない
もどかしさや苦しみ
なのだと思います。
それが肉体であれ、心であれ
”かつて” とは違う感覚。
できた感覚を覚えているからこそ
「なぜ?」「どうして?」が
頭の中や心内を駆け巡る。
まずは、その気持ちを残らず
ご自身の言葉で語り尽くし
そのままを表出させてゆくことが
大切だと思います。
駆け巡るお気持ちを
ひと通り
表出し尽くしたのなら。
そんな時、目の前の事象や
そこでこなす動作は
同じであったとしても
例えば、その足には
それまで履いていた
軽いランニングシューズではなく
重しを付けたり鉛でできた
シューズを身に着けて
歩こうとしていらっしゃることを
想像してみていただくと
わかりやすいかもしれません。
同じに見えるけれど
ここまで進化なさっていらした
ご自身だからこそ
「今」立っていらっしゃる
ステージが
実は、そっくりに見えても
「かつて」とは異なっている。
そんな風に捉えてみるのも
一案なのかもしれません。
目にする景色や行う動作は
まるで同じに見えるかもしれない。
だからこそ、もどかしさや
やるせなさを覚えてしまうのでしょう。
けれども、向かっている先が
そもそも、もう
違っているのだと思うのです。
ご自身の力を世の中に
何かしらの形で
より大きく還元してゆくための
さらなる高みのステージへ。
だからこそ
今はできなくて
当然であって
一歩ずつ一歩ずつ
行きつ戻りつをしながらでも
できるようになっていけば
よいのかもしれません。
見える部分、見えない部分
どちらにおいても
私たちは同じ場所には決して
止まってはおらず
生涯を通して
進化し続ける生き物です。
だからこそ、 ”かつて”
できたことから
さらにバージョンアップした
よく似た背景をした舞台で
”今” のご自身の力を信じて
個々のペースを大切にしながら
できるようになっていくことを
目指していらしていただけたら・・と
今日も、皆さんを伴走しながら
その備え持つ力を心から信じて
エールを送らせていただいております。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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