都内の住まいの近くにあった
友人が経営するワインバーに
ほぼ、毎晩のように
飲みに来ている
編集者がいらっしゃいました。
彼女は、東京都でも
都下で生まれ育ち
仕事を始めるようになって
都心は広尾に住まいを構え
独り暮らしをしているものの
日々、口にする食べ物には
気を遣っているという
飲み仲間でした。
都心のスーパー
それが紀伊国屋だろうが
明治屋だろうが
地域の商店街だろうが
(2010年くらいまではまだ広尾界隈には
個人商店も今よりさらに多い時代でした)
都会のスーパーで買った野菜では
イマイチ元気が出きらない。
そうおっしゃっていたことを
よく覚えています。
ご実家から送られてくる
親御様やお婆様が丹精込めて
育てた野菜を食すと
どれほど体調が優れなくても
食せばみるみるうちに
体調不良や体力減退が回復し
元気になるのだそうです。
「そういうことってあるのだろうな・・」
ぼんやり、けれども確信を持って
そう思ったものです。
もちろん、こればかりは
個人の主観ですから
様々な感じ方、考え方があることでしょう。
当時の私は小人数の家族向けの
パルシステムさんの宅配に
野菜などは頼っていたので
「なかなかお品は新鮮でいいですよ~」
なんて、勧めてはみたものの
ご自身が生まれ育った家の畑で
ご家族が真心こめて作った野菜に
敵うわきゃないわなぁ・・とも
思ったりしていて。
今、長野に住まいを移し
この地域で採れた野菜や果物を
毎日、当たり前のように
食すようになり
当時の彼女がつぶやいていたことが
いっそうよくわかる気がします。
ましてや、我が家の小さな
家庭菜園でとれた
へっぽこな姿をした
形の悪いナスやきゅうりでも
おいしいなぁと
心底思ったりしています。
地域では毎土曜の朝に
『朝市』なるものがあり
プロフェッショナルも
プロフェッョナルな農家さんたちが
丹精込めて栽培した
選り取り見取りの野菜や果物を
購入することもできたりします。
安価で安全で、何よりも美味しくて・・。
ありがたいなって思っています。
ご自身が現在、住まい暮らす
あるいは
生まれ育った地域の食材を食すこと。
私たちの身体はどこか
生命体としての細胞レベルで
響き合っていて
調和してマッチすると
細胞に元気印のスイッチが
入ったりすることもあるのだろうな。
そんなことを
これから夏に向けて
夏野菜を中心に旬のものが出回る
野菜類の美味しい季節を迎えるなか
考えている土曜日です。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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