昨日昼過ぎから舞い始めた雪は
夕方になると
真冬日さながらの大雪となり
松本市内でのセッションから
ルームへ戻る時分には
道路が夕方のラッシュ前なのに
混みあっているような状況でした。
なんとか帰宅するも
すぐに始まるセッションのため
ご来所なさったクライエント様が
お帰りになる時間には
高速道路の閉鎖など
道路がどうなってしまうのか
真に心配するほど
たいへんな降りっぷりでした。
けれども、この時季の雪は
何度もこちらでも綴っているように
雪かきをするには
水分を含む重い雪でありますが
溶けるのも早いのが特徴です。
昨日のようなドカ雪は
少し前の時期でしたら
何日も残雪が残り、しかも
その残雪が凍結し
長い冬を感じざるを得ない
状況だったことでしょう。
今朝方こそ、まだ
積雪の影響はありましたが
昼時分にはぽたぽたと
屋根の上の雪が解け始め
あっという間に雪に覆われた
真っ白な世界を変えてゆきます。
春の雪は、長野のような
寒冷地においては
4月下旬辺りまでは
平気で見られる現象です。
けれども、冬の雪とはまるで異なり
その溶けゆく姿は
冬の間に乾いて固まった凍土に
雪解け水として
柔らかく浸み込んでほぐしゆく
大切な役割を
果たしているかのようです。
一旦、冬に戻ったように
表向きは見せながらも
実のところは
自然界において
春への準備が着々に進む証であり
春へ向かって加速する
最後の一押し
だったりするわけです。
私たちの心や人生における
休息時間からの回復も
大変似ているところがあるように
常々、感じております。
様々な思いを乗り越え
内なる課題を克服され
最終コーナーのような時期に
たどり着いた途端に
まさかと思うような
外からの
思いがけない事象が発生。
一見は災いのような姿をして
やってくるので
ひどく驚き、うろたえ
また「ここまで来たのに・・」と
まるで振り出しに戻ったような
やるせないお気持ちになり
時に絶望を感じられるほど。
けれども、そこまで積み重ねた
心の鍛錬の状態を
確認しなおすかのような
それらの事象は
身に降りかかってきた瞬間に
感じたほど
実情は強力でないことも
多かったりします。
ご自身に内在するものだけでは
あと一押しが足りない
まるで泥に足をとられ
空回りするタイヤを
抜けさせてくれる
最後の一ふかしのように
その事象は起こったりしていることも
あったりするのです。
当初こそ、好ましくないと思った
その事象のおかげで
これまで捕らわれて
最後の最後にうまく抜け出せなかった
ループの中から
ひょいっと抜け出すことができる。
私自身、自らの人生の
大切な転換期で
身をもって経験しましたが
毎日、伺わせていただいている
皆さんを拝見していても
まさにその事象を
これまでどれだけの数
みさせていただいたことでしょう。
一人ではそれらが
単なる嫌な出来事や
不測の事態に感じられることも
最初の一歩を勇気を出して
踏み出されたことで見つけた
それらを的確に俯瞰し
本質を見抜ける
伴走者がいることで
このまま自らの選択した道を
歩み続けて大丈夫なのだと
降りかかる一つ一つの出来事に
振り回されなくなる。
そんなところだと思っています。
私は「大丈夫ですよ」
という言葉を
向き合う方々の中に見る
根拠をもってお伝えしています。
春の雪を眺めながら
今、こうしている間にも
雪解け水を含み
さらに柔らかく、しなやかに
栄養素を含んで
豊かになる大地と同様
私たちの人生、そして心の持つ
不思議な力と
天の描くシナリオの素晴らしさを
改めて感じ入っています。
◎写真は、いつも身の回りの自然をスマホで撮影しては送ってくれる友人の撮った雪の結晶。この結晶がみられる時間も残りわずか・・春はもうすぐそこまで。。。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
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