昨日は不思議な一日でした。
首都圏界隈で
交通機関が乱れまくる
まさにそのタイミングに
遭遇なさった方も
お読みいただいている
皆さんの中には
いらっしゃるかもしれませんね。
日曜から都内へ戻り数日間
カウンセリングにあたり
昨日、早い夜に都心を離れ
深夜に帰宅したタイミングで
オンラインを抱えるという
当相談室あるあるのパターン
スケジュールだったのですが
移動の隙間時間に
中継地である新橋は
馴染みの靴磨き屋さんにて
しばしひと息ついて
靴のケアをしていただいている
そんな時間に、目にする
えきねっとからの情報に
「おいおい」と
思うところからの始まりでした。
乗車予定の新宿発松本行の電車が
県内エリアの人身事故の影響で
運休とあります。
マジか！！！
遅延でなく、運休？！
次の予定をこなして
それでも少し早めに
乗車予定の新宿にて
みどりの窓口に出向くと
とんでもない行列です。
どうやら松本方面だけではない
そんな雰囲気は漂っていました。
皆さんが不安そうなお顔をして
かざしている切符の行き先で
なんとなくは伺いしれます。
でも、自分のことで
精一杯なので
必要な連絡や対処をとるも
「おい、おい、おい～」と
心の中のつぶやきを
強くするばかりの時間でした。
本来乗車予定のものから
１時間後の電車に
振り替えていただき
駅構内から出るのも
もう面倒とあって
ホームへ早々に出向き
そこにある小さな待合室で
待つことにします。
いつにない中央本線ホームの
混みっぷりに気づけば
よかったのですが
しばしやることに専念します。
１時間後の電車も
結局、上下線の詰まりがあるので
さらに１時間遅れて
２時間以上待つ羽目に。
帰省ラッシュが関わるような
季節の行事以外には珍しく
溢れかえる当該ホームに
乗車の列もどこがどうなのか
わからないまま
紛れているような気分でした。
乗車しても
周囲のザワザワ感は続き
私自身もそこに染まって
なのでしょう。
前の席の男性が
こちらが立って荷物を
整えているにも関わらず
周囲を見渡すことなく
断りもないまま
いきなり勢いよくバタンと
深くシートを倒す様子に
不快感を全開に
「おら（”ら行” の発音はすべて舌を巻く）おっさん、
断りぐらい一言いれてや！！」
と心内でつぶやく始末。。。
席についても
通路側の席の脇を
多くの乗客の方々が
慌ただしく
通り過ぎてゆきます。
出発してから
少し経ったぐらいだったでしょうか。
隣席のご年配の女性が
話しかけていらっしゃいます。
行き先を訊ねられ
逆にお相手の行き先をも
訊ねますと長野までと
おっしゃいます。
ニュースでも
散々報じられていますが
昨日の午前中に
首都圏界隈の別ルートで発生した
架線事故の影響で
迂回ルートをとらざるを
得なかった方々が
どれだけの人数
発生していたことか。
私は、ネットでニュースを
見ない質とあって
お伺いして詳しい状況を初めて知り
驚いた次第です。
松本からローカル線で
長野までの乗り継ぎがあるかどうかを
心配なさるその女性は続いて
こうもおっしゃいました。
”大変ではあるけれど
あの年明けの自然災害や事故を
知るという経験をしてしまうと
こうして暖かい場所にいられ
自分の身が安全であるだけで
もう、充分過ぎるほどに
幸せなことだと思うんですよ”
帰宅後にも時間が決まった
仕事が入っていたことから
不可抗力の事態にいつになく
ザワザワする空気感を
感じていた私には
天使のつぶやきのように感じる発言でした。
そうです、そうです。
一時の忍耐で済むような
しかも不可抗力で生じたことに
自分の心をざわつかすことが
まず違うのだろうな・・。
そう感じさせられる場面でした。
松本駅に到着するなり
笑顔で振り返りながら
乗り換えなさる
長野方面へ向かう最終の
ローカル線へと
足早に向かわれる
そのお姿に
多くのことを感じさせていただく
温かく大切な時間をご一緒した。
そんな気持ちです。
投稿者プロフィール
- こまつまさこ心理相談室（安曇野ルーム）心理カウンセラー
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ
