都内から松本の街に憧れて
移り住んでいらしたという方が
新宿から松本まで走る
特急の車窓から眺める
山梨県や長野県
あるいは県境の山々に咲く
山桜が好きになった
とおっしゃっていたことを思い出します。
生まれてからずっと
隅田川の桜を
眺めて育ったというその方にとって
山のなかに、あるいは
山を背景にして咲く里山の桜は
また違った趣を
心に感じられたことでしょう。
都心は愛宕山や桜坂、皇居の内堀
青山霊園といった桜の名所を
日常の暮らしの一つに感じ
これまで生活してきましたが
やはり、こうして山深い長野へ来て
里山の桜に
強く惹かれるようになりました。
どこか幽玄の世界にも
少し通ずるような
自然が織りなす
無駄なものを省いたような美が
心に響くようになっています。
いいなと思っていたものが
変化していくのは常ですが
”侘び・寂び”
とまで言うと言い過ぎのような
気がするものの
簡素で素朴なあるがままの姿に
美しさを見つけ感じ入る。
そんな、今現在の自分の
心のレンズの在り方が、どこか
うれしかったりしています。
穏やかな日曜の朝を迎えていますね。
心の安らぎを得てステキな時間を
過ごされますように。。。
◎写真はいずれも4月上中旬の安曇野市内(平野部だけでなく山奥のエリアを含め)の山と桜です。牧歌的です。。。
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今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ